ヨーロッパの農業生産者に作物の生産性を持続的に向上させる高度かつデータ主導の技術を提供

日本モンサント

非常に使い勝手が良く、直感的に使えるツール、すべてのデータを遂に1ヵ所に集約し、入手可能なあらゆる情報を簡単に分析できる可能性のある初めてのツールです。 このツールのお陰で、計画の事前準備や、作物栽培を成功させるための最適な決断を下すことに確信を持てます。

2017年11月24日

日本モンサント株式会社

クライメート・コーポレーション、デジタル農業技術プラットフォームを欧州に拡大

クライメート・コーポレーション、業界を牽引する世界的なデジタル農業技術プラットフォームを

ヨーロッパに拡大

クライメート・フィールドビュー™(Climate FieldView™)プラットフォームが、ヨーロッパの農業生産者に作物の生産性を持続的に向上させる高度かつデータ主導の技術を提供

本文書の正式言語は英語であり、その内容につきましては英語を優先します。原文は本社のウェブサイトをご参照下さい。

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サンフランシスコおよびハノーバー(ドイツ)—(2017年11月13日) — モンサント・カンパニー(ニューヨーク証券取引所:MON)の子会社であるクライメート・コーポレーションは、世界トップクラスの農業機械見本市であるAgritechnica(アグリテクニカ)にて、クライメート・フィールドビュー™デジタル農業技術プラットフォームを2018年の栽培期に向けてヨーロッパ地域で発売する予定であることを発表しました。クライメート・コーポレーションの革新的で分析に基づいたデジタルツールを用いることで、ヨーロッパ地域の農業生産者はデータを 1ヵ所の接続されたプラットフォームにまとめ、ほ場の本質を明らかにすることで、面積当たりの最大収量を得ることが可能になります。

クライメート・コーポレーションCEOのマイク・スターン(Mike Stern)は、「世界中のより多くの農業生産者が、革新的なデジタル技術を用いることで自身のほ場に対する理解を深めることができます。こうしたデジタル技術は、データを駆使することで作業効率を高める使い勝手の良いツールです」と述べています。「世界中の農業生産者の方々が、何百万エーカーもの土地でクライメート・フィールドビュー™プラットフォームの価値を体感しており、間もなくヨーロッパでも、ほ場のデータを実際に活かせるようになります。データをシームレスに入手して素早く可視化し、栽培作業を最適化するために自身のほ場向けにカスタマイズされた情報を得て、持続可能な作物生産に効果のある重要な経営判断を下すことが可能になります」

この1年間で、クライメート・フィールドビュー™プラットフォームは、ドイツ、フランスおよびウクライナの農地において徹底的な試験を行ってきました。次の栽培期には、これらの国々でより多くの農業生産者が、農機の運転台でのデータ収集や可視化を体験できるようになります。さらに、作物の生育状況を分析・評価するツールや、カスタマイズされた播種と肥沃度のに関する情報に従って変動性を管理するツールが追加されます。

「クライメート・フィールドビュー™は、非常に使い勝手が良く、直感的に使えるツールです」と、今期クライメート・フィールドビュー™プラットフォームのベータテスト(最終試験使用)に参加したドイツ・バイエルン州の農業生産者アンドレアス・ロール(Andreas Roehrl)氏は述べています。「すべてのデータを遂に1ヵ所に集約し、入手可能なあらゆる情報を簡単に分析できる可能性のある初めてのツールです。このツールのお陰で、計画の事前準備や、作物栽培を成功させるための最適な決断を下すことに確信を持てます。次の栽培期もクライメート・フィールドビュー™を使い、収穫するのが楽しみです。事業の良好な見通しが現実となり、望ましい結果をもたらしてくれることを期待しています」

ヨーロッパにおけるクライメート・フィールドビュー™プラットフォームの提供

データの接続性 - 農業生産者は、クライメート・フィールドビュー™ドライブによって、操作の簡単なデジタル・プラットフォームにほ場のデータを集約させ、保存し、可視化することが可能です。この装置は、ほ場データを生産者のクライメート・フィールドビュー™アカウントへ容易に直接流すことができます。フィールドビュー™ドライブは、播種機や散布機、コンバインといったヨーロッパ全体で使われている多様な機器と互換性があり、農業生産者は栽培全期を通しての栽培情報について、ほ場データを簡単に収集することができます。先日、クライメート・コーポレーションは農業機器の製造・販売大手のAGCOとの世界的なデータ接続性に関する合意を発表しました。この合意により、多くの農業生産者にとって彼らの機器とクライメート・フィールドビュー™プラットフォームを接続するための選択肢がさらに広がります。フィールドビュー™ドライブとAGCOとの接続性に加え、ジョン・ディア(John Deer)オペレーション・センターなど他の農業ソフトウェアシステムとクラウド間接続ができるプレシジョン・プランティング製のモニターを通して、あるいは手動によるファイルのアップロードにより、ほ場データとクライメート・フィールドビュー™アカウントを接続することができます。2018年春に提供予定。

収量分析ツール - クライメートの種子のパフォーマンスや分析ツールを用いて、農業生産者はほ場レベル、またはほ場区分ごとに何がうまくいき何がうまくいかなかったのかを確認することができます。迅速かつ簡単にデジタルほ場マップを並べて比較でき、ほ場の変動性を理解する際にこれらの情報を応用できます。2018年春に提供予定。

播種および肥沃度の処方 - 農業生産者は、手動の変動レートを導く播種と肥沃度処方ツールを用いて情報を管理し、ほ場全体の収量を最適化することができます。クライメートの手動播種処方ツールにより、ほ場の詳細な作付け計画を立てることが容易になり、独自の目標に合わせた高度な仕様の処方を作成すると同時に、時間の節約と生産性の向上を可能にします。さらに、肥沃度についても手動の処方ツールを提供しており、農業生産者がカスタマイズされた管理計画を用いて独自の目標に合わせた窒素やリン、カリウム、石灰の投入量を最適化させることができます。2018年春に提供予定。

高度なほ場の健康状態画像 - 高品質の衛星画像を頻繁に継続して提供することで、農業生産者は即座に作物の生育状況を可視化し、分析することができます。これにより、収量を確保するために早期に問題を特定し、巡回する優先順位を決め、早期に行動をとることが可能になります。クライメート所有の画像処理は、高度なクラウド識別機能に加えて、複数の画像から取得した生育データとともに高解像度画像を用いることで、一定の画像品質と頻度を提供します。また、ほ場の健康状態を示す画像に場所を指し示すピンを置くことができるので、目印をつけた場所に戻って詳しく確認したり、農業パートナーと情報を共有したりすることも可能です。2018年秋に提供予定。

ヨーロッパでさらに提供していくデジタル製品

クライメートのデジタル技術の一環として、農業に変革をもたらし、農業生産者が増え続ける世界人口のニーズにより効率的に応えられるよう支援するためのさらなる二つの製品を提供します。

クライメートが2016年後半に買収した、エストニアに拠点を置く農地管理ソフトウェア企業のバイタルフィールズ(VitalFields)は、シンプルな農地管理ツールを提供しています。生産者はこの管理ツールを用いて、ほ場での作業を計画・管理し、さらには欧州連合の環境基準に準拠した管理報告書やコンプライアンス報告書を自動的に作成することができます。広く採用されているバイタルフィールズ™システムはヨーロッパで拡大し続け、来る栽培期にはクライメート・フィールドビュー™への統合を計画しています。

2017年上旬にモンサント・ヨーロッパが立ち上げたAquaTEK™灌漑システムは、トウモロコシの栽培における効率的な水使用のための灌漑管理ツールを農業生産者に提供しています。このツールは、2017年4月にクライメートが買収したハイドロバイオ(HydroBio)が提供している高度な分析に基づいた灌漑プラットフォームを備えています。

2018年提供予定

クライメート・フィールドビュー™プラットフォームは、ドイツ、フランスおよびウクライナでの発売となり、農業生産者は夏作物の作付けに向けて、各自の農地で利用し始めることが可能です。栽培全期を通して、このプラットフォームの全面的な価値を体験するためには、今冬にクライメート・フィールドビュー™アカウントに登録する必要があります。バイタルフィールズのツールは、現在ドイツ、ポーランド、オーストリア、エストニア、ルーマニアおよびスイスでの利用が可能です。AquaTEK™システムは、現在イタリア、スペインおよびポルトガルでの利用が可能です。

クライメート・コーポレーションは、より多くの農業生産者が高度な農業情報を入手できるようデジタル技術を今後も拡大し、新たなデータ層を追加して、クライメートの比類ない研究開発エンジンに拍車をかけていきます。そして、最終的にはクライメート・フィールドビュー™プラットフォームの中に農業生産者に価値ある新機能を開発することが可能になります。2017年8月に、クライメート・コーポレーションは頑強な革新パイプライン全体において、研究開発の速度を加速させると発表しました。それと同時に新たな製品機能を追加し、生産者がほ場の変動性をこれまでにないほど正確に管理することができるよう強化していきます。2015年に立ち上げられたクライメート・フィールドビュー™プラットフォームは、米国、カナダおよびブラジル全域において、10万人以上のユーザーが1億2000万エーカー以上の農地で利用しています。またたく間に業界で最も広く接続されたプラットフォームに成長し、その範囲を世界の新たな地域へと拡大し続けています。

クライメート・フィールドビュー™プラットフォームについての詳細および価格は、こちらをご覧ください。www.climatefieldview.de (ドイツ)、 www.climatefieldview.fr (フランス)またはhttp://www.climatefieldview.com.ua/ (ウクライナ)。

バイタルフィールズについての情報は、こちらをご覧ください。www.vitalfields.com

The Climate Corporation(クライメート・コーポレーション)について

モンサント・カンパニーの子会社であるクライメート・コーポレーションは、デジタルツールの活用を通じて、生産性の持続的な向上を求める世界のあらゆる農業生産者を支援することを目指しています。総合的なClimate FieldView™(クライメート・フィールドビュー™)デジタル農業プラットフォームは、包括的で連結性の高いデジタルツールを生産者に提供します。途切れのない農地データの収集と進化した栽培技術モデル、地域の気象モニタリングとを、モバイルでもパソコンでも使えるシンプルなソフトウェア・ソリューションにまとめたクライメート・フィールドビュー™プラットフォームがあれば、生産者は自らの農地のことをより深く把握することができ、収量の最適化、効率の最大化、リスク削減に関する幅広い情報にもとづいた経営判断が可能になります。より詳しくは、ウェブサイトwww.climate.com をご覧になるか、ツイッターで@climatecorpのフォローをお願いします。

モンサント・カンパニーについて

モンサント・カンパニーは、人口が増え続ける世界の人々に必要な食料を供給するために役立つ広範囲なソリューションを提供することに取り組んでいます。当社は、果物や野菜からトウモロコシ、ダイズやワタといった主要穀物まで、農業生産者が十分な量の栄養のある食料を生産するのに役立つ様々な種子を生産しています。当社は、農業生産者が、天然資源を保全し、農業を改善するためのデータを用い、水や他の重要な資源をより効率的に使用し、そして作物を害虫や病気から守るために役立つ持続可能な農業ソリューションを提供するため尽力しています。プログラムやパートナーシップを通じ、当社は、農業生産者、研究者、非営利団体、大学など、世界的な課題に取り組む人々と協力し合っています。モンサント・カンパニーとその取り組み、および問題解決のため献身的に取り組んでいる20,000人を超える従業員についての詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。ツイッターフェイスブックもご覧いただけます。

日本モンサント株式会社の取り組みや事業についての詳細は、こちらをご覧ください。

【Website】 http://www.monsanto.co.jp/

【Facebook】 https://www.facebook.com/MonsantoJapan

【Twitter】  https://twitter.com/monsantojapan

【Blog】  http://www.monsantojournal.jp/

この件に関するお問い合わせ先

日本モンサント株式会社

E-mail: bio.info@monsanto.com

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