見守り機能を持つ「賢いバス停」。金沢工業大学BUS StopプロジェクトがIoTを活用した実証実験

金沢工業大学

【IoTを活用した実証実験】金沢工業大学BUS Stopプロジェクトが「親子向けIoT体験&キーワードラリー」を開催。見守り機能や情報発信機能を加えた「賢いバス停」の実証実験を野々市市内で行います

2017年10月10日

金沢工業大学

【IoTを活用した実証実験】

金沢工業大学BUS Stopプロジェクトが

「親子向けIoT体験&キーワードラリー」を開催

見守り機能や情報発信機能を加えた「賢いバス停」の実証実験を行います

10月28日(土)野々市市内

金沢工業大学BUS Stopプロジェクト(学生48名)では、10月28日(土)に野々市市内で、小学3年生から6年生を対象とした「親子向けIoT体験&キーワードラリー」を開催します。

IoTはInternet of Thingsの略で、「モノのインターネット」と訳されます。「自動車、家電、ロボット、施設などあらゆるモノがインターネットにつながり、情報のやり取りをすることで、モノのデータ化やそれに基づく自動化等が進展し、新たな付加価値を生み出すもの」と言われています。     

*IoTに関する説明は以下の総務省のwebサイトより引用 

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc254110.html 

「親子向けIoT体験」では、「おすすめの情報を教えてくれるバス停」や「危険な場所を教えてくれるリストバンド」など、IoTの技術を親子で体験していただきます。

「キーワードラリー」では、BUS Stopプロジェクトが産官学連携で開発を進めてきた「賢いバス停」の実証実験を行います。既定のルートに設置された「賢いバス停」を小学生がめぐり、キーワードを集めます。保護者は貸出用スマートフォンを用い、お子さんが「賢いバス停」を通過した記録を問い合わせることで、見守り機能の効果を体験していただきます。

この実証実験は、総務省の「平成28年度 IoTサービス創出支援事業」に選定された「地域を網羅する賢いバス停による見守りサービス事業の創出と展開」(実施者:NECソリューションイノベータ株式会社、野々市市、金沢工業大学、ヨシダ宣伝株式会社)の一環として行います。

「賢いバス停」のイメージ

「賢いバス停」のイメージ

【親子向けIoT体験&キーワードラリー】

●集合場所:野々市市役所(石川県野々市市三納一丁目1番地)

●参加料:無 料

●募集人数:

 午前の部(9時30分から11時30分まで)10組 

 午後の部(13時30分から15時30分まで)10組 

*親子ペアの2名でご参加ください

●参加資格:小学3年生~6年生

*雨天の場合、11月4日(土)に延期します。

●申し込み方法

メール、ホームページのいずれかに

(1)住所、(2)参加者全員の氏名および年齢、(3)連絡先電話番号、(4)希望の部をご記入の上、

以下の申込先に記載された金沢工業大学 Bus Stop プロジェクトまでお申し込み下さい。

記載内容を元に傷害保険加入の手続きをしますので、正確にご記入ください。

●申し込み先

Eメール kitbusstop@gmail.com

ホームページ http://sodeproject.com/busstop/events

申込締切:10月17日(火)午後5時(必着)。応募多数の場合は先着順とさせていただきます。

「賢いバス停」について

BUS StopプロジェクトはICT技術を活用した安心、安全なまちづくりを目指して2015年から活動しています。バス停をICT技術で「賢いバス停」にし、バスの時刻表や乗換案内を音声や画面で伝えるばかりでなく、子供の見守りも行う提案は、2015年12月に行われた「G空間×ICT北陸まちづくりトライアルコンクール」(主催:総務省北陸総合通信局等)でグランプリを獲得しています。

*詳細はこちらをご覧ください→http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2015/20151201_bus.html

この学生たちのアイデアがベースとなり、先端的なIoT技術を使って、賢いバス停による見守りサービスを産官学で創出しようとしたのが総務省の「平成28年度 IoTサービス創出支援事業」に選定された「地域を網羅する賢いバス停による見守りサービス事業の創出と展開」です。実証事業では、将来的にIoTによる見守りが広く浸透することをめざし、野々市市を実証フィールドとして、「賢いバス停」の見守り機能について検証します。

今回実証実験を行う「賢いバス停」は、2017年4月より開発を始めました。開発された「バス停」にはカメラを設置しており、バス停前を通る人の顔や服装の特徴は、バス停ごとに異なる方式で数値にリアルタイムに変換、暗号化され、独自の省電力無線通信ネットワークでサーバーに送信されます。画像はどこにも残らず、バス停ごとに異なった方式で数値化されるため、個人情報保護の観点からも安心です。数値化された人物の特徴を、スマートフォンを用い、インターネットでデータベースへ問い合わせることで、見守る人だけが見守り対象の移動情報を確認することができます。

近年はIoTの技術が進展し、児童にスマートフォンやICタグ、交通系カードなどを持たせて見守りを行うサービスが展開されていますが、携帯し忘れた場合や落としてしまった場合には対応できません。その点、街の随所にあるバス停を「賢く」することで、見守り対象にICタグ等を持たせることなく、移動情報を確認することが可能です。

このたびの実証実験では、実際のコミュニティバスのバス停約20ヶ所を「賢いバス停」にし、キーワードラリーを行う児童の人物特徴を数値化し、保護者がスマートフォンで移動情報を問い合わせすることができるのかを検証します。

今後、BUS Stopプロジェクトでは実証実験を数回行い、2018年2月末までに有効性を検証したい考えです。「賢いバス停」による見守りサービスは、児童の登校・下校時の経路と現状の通学路との分析から新たな通学経路の検討やゾーン30(速度制限 30キロメートル毎時)や横断歩道といった都市計画策定に活用でき、安全安心のまちづくりと住みやすさの向上に寄与できるものと期待されています。また、将来的には高齢者の見守り事業にも展開が可能です。    

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プレスリリース添付画像

「賢いバス停」のイメージ

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