NemaStrike™テクノロジーがバイオテクノロジー以外のツールとして、拡大する線虫問題に対処

2018 年の作付けシーズンを前にモンサントは、NemaStrike™テクノロジーを用いた 種子処理製剤の提供を開始します。このテクノロジーは、トウモロコシ・ダイズ・ワタの収量を 10%以上1 も減少させる肉眼では見えない侵襲的な線虫の被害を防除する画期的なソリューションです。

2017年9月7日

日本モンサント株式会社

侵襲的な線虫の被害を防除する画期的なソリューション 提供の開始

NemaStrike™テクノロジーがバイオテクノロジー以外のツールとして、拡大する線虫問題に対処

生産者選抜グループがGround BreakersSMほ場試験プログラムの一環で、この技術を試験中

本文書の正式言語は英語であり、その内容につきましては英語を優先します。原文は本社のウェブサイトをご参照下さい。

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セントルイス(2017年8月29日) - 2018年の作付けシーズンを前にモンサント・カンパニー(NYSE: MON)は、NemaStrike™テクノロジーを用いたAcceleron(R) Seed Applied Solutions(種子処理製剤)の提供を開始します。このテクノロジーは、トウモロコシ・ダイズ・ワタの収量を10%以上1も減少させる肉眼では見えない侵襲的な線虫の被害を防除する画期的なソリューションです。

幅広いスペクトルの殺線虫剤として用いられるNemaStrike™テクノロジーは、線虫が発生する根の部分に働きかける一方で、安定した収量保護効果をもたらすよう設計されています。モンサントの種子処理製品開発責任者であるデイビー・ウィルソン(Davie Wilson)によると、このテクノロジーは収量保護の手段として唯一無二であると述べています。

「NemaStrike™テクノロジーは、トウモロコシやダイズ、ワタに発生する植物寄生性線虫に対し幅広い防除スペクトルを提供できる製品であり、この発売を迎えることができ嬉しく思います」とウィルソンは述べ、この発売がこれ以上ないタイミングであることも語っています。「現時点では多くの生産者は、線虫が収量や作物の健康状態全般に及ぼす影響の深刻さを過小評価しています。この問題について知っていただくことは私たちの重要な役割です。NemaStrike™テクノロジーは、この未解決の重大なニーズに取り組むことになります」

線虫はあらゆる作物に影響を及ぼしますが、生産者が収量減少の原因がこの植物寄生生物にあることを把握していない場合も少なくありません。実際、最近行われた調査では、線虫が2016年の収量に影響を及ぼしたと認識しているのは、トウモロコシ生産者の僅か8%、ダイズ生産者の25%2に過ぎません。生産者は多くの場合、抵抗性品種や輪作によって線虫を防除できると考え、線虫被害を軽減させる他の手法やツールを積極的に追及しようとしません。

「抵抗性品種は線虫被害の特効薬とはなりません」とウィルソンは言います。「線虫被害は、干ばつや肥沃度の欠如、病害といった他の問題のためだと誤解されることが少なくありません。生産者が実際にNemaStrike™テクノロジーのような技術を試すことができるGround BreakersSMプログラムを私たちが開発したのは、こういった現状が理由の一つでした。実際にNemaStrike™テクノロジーを用いたほ場試験に参加する生産者の皆様には、線虫防除や収量保護におけるその性能を試していただきながら、この問題に対する理解を深めてもらうことができるのです」

全米43州において、438件以上のGround BreakersSM市販前ほ場試験をトウモロコシ、ダイズおよびワタについて実施しています。イリノイ州ジケーターでダイズとトウモロコシを生産しているマット・ミューアヘイド(Mat Muirheid)氏はGround BreakersSMプログラムの参加者の一人で、NemaStrike™テクノロジーを用いてダイズ種子を作付けしたところ、既にその結果が現れていると言います。

先日、根を掘り起こしてダイズの根を調べてみたところ、「NemaStrike™テクノロジーを用いたダイズとそうでないダイズとを比較すると、NemaStrike™テクノロジーを用いたダイズは側根や根粒が多く、根系が大きいことがわかります。根がしっかりと育っています」とミューアヘイド氏は述べています。

ミューアヘイド氏は、生育期にこれほど早く結果がでることに懐疑的でしたが、、このような効果を得ることができて嬉しい限り、と加えています。「このほ場ではトウモロコシを4年間作付けしていますが、線虫の勢力が被害のでるほど重大な問題なのかと心配していました。NemaStrike™テクノロジーを使用した方は、よりしっかりとした根が張っていることがわかり喜んでいます。」

これまでにない効果と低水溶性を備えたNemaStrike™テクノロジーは、作付け当初から作物を守り、作物が成長する最大75日もの間、根の部分にとどまります。さらに、過去3年におよぶ数百のほ場試験では、すべての土壌タイプや線虫の勢力において、安定した収量保護効果をもたらすことが実証されました。試験では、競合他社剤に比べ、平均するとトウモロコシでは単位面積あたり(1エーカー=0.4ヘクタール)7ブッシェル(175キロ、トウモロコシの場合1ブッシェル=約25キロ)、ダイズではエーカーあたり3ブッシェル(81キロ、ダイズの場合1ブッシェル=約27キロ)、ワタではエーカーあたり80ポンド(36キロ、1ポンド=約0.45キロ)の収量増が見られました*。

2017年5月に米国環境保護庁(EPA)は、NemaStrike™テクノロジーを用いた製品の登録を承認したことを発表しました。それ以来、45の州において、このテクノロジーを種子に適用する承認が下りています。線虫やNemaStrike™テクノロジーについてのより詳しい情報は、www.NemaStrikeTechnology.comからご覧いただけます。

1. Ferris, Howard. 「Nematodes and Plant Damage(線虫と植物の被害)」カリフォルニア大学、2015年10月1日、ウェブサイトhttp://plpnemweb.ucdavis.edu/nemaplex/Plntpara/damage.htm

2. AgriThority(農業コンサルタント); 2016 nematode sampling study conducted in the U.S. Corn Belt(2016年米国コーンベルト地域で実施した線虫サンプリング試験)

*競合他社剤と比較した、すべての実施場所および閾値における3年間のほ場試験結果(2014、2015、2016年)。それぞれの結果は、各ほ場における線虫の勢力により異なります。試験結果:トウモロコシ(エーカーあたり7ブッシェル。試験数N=100)、ダイズ(エーカーあたり3ブッシェル。試験数 N=113)、ワタ(エーカーあたり80ポンド。試験数 N=51)

モンサント・カンパニーについて

 モンサント・カンパニーは、人口が増え続ける世界の人々に必要な食料を供給するために役立つ広範囲なソリューションを提供することに取り組んでいます。当社は、果物や野菜からトウモロコシ、ダイズやワタといった主要穀物まで、農業生産者が十分な量の栄養のある食料を生産するのに役立つ様々な種子を生産しています。当社は、農業生産者が、天然資源を保全し、農業を改善するためのデータを用い、水や他の重要な資源をより効率的に使用し、そして作物を害虫や病気から守るために役立つ持続可能な農業ソリューションを提供するため尽力しています。プログラムやパートナーシップを通じ、当社は、農業生産者、研究者、非営利団体、大学など、世界的な課題に取り組む人々と協力し合っています。モンサント・カンパニーや当社の取り組み、および問題解決のため献身的に取り組んでいる20,000人を超える従業員についての詳細は、discover.monsanto.comおよびmonsanto.comをご覧ください。ツイッターのwww.twitter.com/MonsantoCoやブログのwww.monsantoblog.comのBeyond the Rows(R)、或いは、当社のNews Release RSS Feedを購読されますと、さらに詳細な情報をご覧いただけます。

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各試験結果は異なり、実施場所や実施年によって性能は異なります。各地域の生育、土壌、天候条件は様々であるため、この試験結果は、皆様のほ場における指標とはならない場合があります。できる限り、複数の実施場所や実施年のデータを評価して参照してください。

必ずラベルの表示を読み、指示に従ってください。NEMASTRIKE™テクノロジーを使用した製品は、州によって承認されていない場合があります。各州の種子処理用チオキサザフェン製品の承認状況については、当該州の農薬規制当局にお問い合わせください。Acceleron(R)とNemaStrike™は、Monsanto Technology LLCの登録商標です。その他のすべての商標はそれぞれの所有者に帰属します。(C)2017 Monsanto Company.

【Website】 http://www.monsanto.co.jp/

【Facebook】 https://www.facebook.com/MonsantoJapan

【Twitter】 https://twitter.com/monsantojapan

【Blog】  http://www.monsantojournal.jp/

この件に関するお問い合わせ先

日本モンサント株式会社

E-mail: bio.info@monsanto.com 

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