ストリーマ技術により実証、初夏に流行しやすい風邪の原因ウイルスを99.9%抑制

ダイキン

2017年6月20日

ダイキン工業株式会社

ストリーマ技術により実証

初夏に流行しやすい風邪の原因ウイルスを99.9%抑制

ダイキン工業株式会社は、代表的な夏風邪である手足口病やプール熱などの原因となるウイルスをストリーマ技術により99.9%抑制することを実証しました。

手足口病やプール熱は、梅雨時期から夏にかけて免疫の弱い幼児を中心に流行するウイルス感染症です。こうした夏風邪のウイルスは、インフルエンザウイルスなど冬に活性化するウイルスと異なり、高温多湿の時期に活発に活動し、一般的な消毒薬が効きにくいのも特徴です。

当社は2000年より独自のストリーマ技術の開発に取り組み、これまでにインフルエンザウイルスやノロウイルス、結核菌の抑制など、人々の関心が高い有害物質に対する効果の実証を重ねてきました。近年、高気密・高断熱住宅の増加などに伴い、屋内の空気環境への関心はさらに高まっています。当社は、ストリーマ技術のさらなる可能性を探索するため、今後も様々な効果検証を実施してまいります。

■実証結果

①試験方法

夏風邪の原因となるアデノウイルス、エンテロウイルス、エコーウイルス、コクサッキーウイルスそれぞれにストリーマを0、1、2、4、8時間照射し、培養した細胞に接種することで、ストリーマを照射した時間の違いによるウイルスの残存状態を観察しました。

②試験結果

ストリーマを照射せずに8時間経過したウイルスを接種した細胞は、ウイルスによって細胞が完全に破壊されているのに対し、ストリーマを8時間照射したウイルスを接種した細胞は、正常細胞のまま存在していることから、夏風邪の原因となるウイルスにストリーマを8時間照射することで、ウイルスが99.9%抑制されたことを確認しました。

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