福島県の避難農家による福島復興牧場への支援について

農林中央金庫

平成26年7月22日

農林中央金庫

福島県の避難農家による福島復興牧場への支援について

 農林中央金庫は,東日本大震災で被害を受けた農林水産業の復興を全力かつ多面的に支援するため,「復興支援プログラム」を創設しています。

 今般,復興支援プログラムを活用し,原発事故等により避難を余儀なくされた酪農家の共同運営による福島復興牧場(㈱フェリスラテ)を金融面と人材育成面で支援することとしましたのでお知らせします。

 東北有数規模となる本牧場は,震災を契機として経営高度化ならびに収益力強化を目指しており,福島県の農業復興と酪農業全体の課題克服につながる取組みとして期待されています。

                       記

1 農林中央金庫の取組み

(1)金融面での支援(総額7億円規模)

①復興ローンによる低利資金の提供

②復興ファンドによる出資(※)

(※)アグリビジネス投資育成㈱を通じた対応

③リースによる農機取得へのリース料助成(総額の10%を助成)

(2)人材育成面での支援

大規模経営に必要な生産ならびに高度な経営管理ノウハウの蓄積に必要な費用を助成。

2 支援スキーム

○福島復興牧場(㈱フェリスラテ)は,福島県の避難農家共同出資により運営。飼養数580頭規模を計画し,新設法人として最大級となります。

○福島県酪農協は,酪農専門農協として本構想を立案するとともに,事業開始後も福島復興牧場(㈱フェリスラテ)の事業支援を行う予定。

以上

(参考資料)

 「福島復興牧場」の概要

1.事業者

事業者:株式会社フェリスラテ

設立年月:平成26年4月

資本金:3百万円

出資者・役員:避難休業酪農家5名

(震災前は南相馬市,浪江町,飯館村で営農)

代表者:田中 一正

役職員数:18名(予定)

事業内容:酪農業

2.本事業の内容

総投資額:17億円(大規模牛舎・設備機械等)

飼養頭数:580頭規模を予定

生乳生産量:年5,000トン(予定)

事業用地:福島市土船(6.4ha)

事業着工:平成26年7月

事業開始:平成27年4月(予定)

特長:

・原発事故の避難農家が共同で東北有数の大規模経営に挑戦する取組み(新設法人としては最大級)。

・震災を契機として酪農業の抱える構造課題にも対処。収益力強化や経営高度化(労働条件改善)を目指し,担い手確保につなげるもの。

・経営形態を大きく転換するため,大規模経営に必要なノウハウ蓄積を関係団体(県酪農協や農林中央金庫)が支援。

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支援スキーム

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