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2009年4月10日 | ||
鹿児島市 | ||
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第19回 椋鳩十児童文学賞の選考委員会が2009年3月23日(月)に開催され、受賞作品は、宮下すずかさんの「ひらがな だいぼうけん」(出版社:株式会社 偕成社)に決定しました。 椋鳩十児童文学賞は、鹿児島市が市制100周年を記念し、日本を代表する児童文学者 椋鳩十氏の業績を永く顕彰するとともに、若き児童文学者の発掘と児童文学の発展に寄与するために創設したものです。今年度で第19回を迎えた本賞は、第2回椋鳩十児童文学賞を受賞された「森 絵都」氏が2006年に直木賞を受賞されるなど、この賞の受賞者が様々な分野で活躍されております。 受賞作品決定を記念し、5月8日(金)に鹿児島市・城山観光ホテルで授賞式及び祝賀会を、6月上旬に東京・都市センターホテルで祝賀会を開催いたします。 いずれも、森博幸鹿児島市長をはじめ、選考委員である、たかしよいち委員、那須正幹委員、西本鶏介委員、三木卓委員など、多くの方々の参加を予定しております。 ■ 概要 1 祝賀会等 (1) 授賞式及び祝賀会(鹿児島) ・ 日 時 2009年5月8日(金) 授賞式11:00~12:00 祝賀会12:15~13:15 ・ 会 場 城山観光ホテル(鹿児島市新照院町41番1号) (2) 東京祝賀会 ・ 日 時 2009年6月上旬 ・ 会 場 都市センターホテル(東京都千代田区平河町2丁目4番1号) ※ 主 催 等 [主催]鹿児島市、鹿児島市教育委員会 [後援]日本図書館協会、日本児童文学者協会、 日本児童文芸家協会 [協賛]日本児童図書出版協会 2 問合せ先 鹿児島市かごしまプロモーション推進室東京分室 (担当:三浦・柿元) TEL:03-5226-5040 FAX:03-5276-7150 ※メールはこちらまで ※HPもご参照ください。 ![]() ●作者プロフィール 宮下 すずか 1957年(昭和32年) 長野県生まれ 51歳 女性 職業:学術書編集 住所:東京都板橋区在住 「い、ち、も、く、さ、ん」で第21回小さな童話大賞(2004年毎日新聞社主催)大賞受賞。 本書が初の単行本。 ●受賞作品の紹介 ある夜のこと、どこからか、ひそひそこしょこしょと話し声が聞こえてきました。どうやら、らっちゃんが机の上にページを開いたまま置きっぱなしにした本から、聞こえてくるようです。<は>の文字がいうことには「あーあ、いそがしいったらありゃしない。ぼくは『ハ』とよばれたり、『ワ』とよばれたり、たいへんだよ。」それを聞いたほかの文字たちが、「ぼくはたいせつな出番を今か今かとまっているんだ。」「自分だけが活躍しているなんて思わないでよ。」とおこりはじめたから、さあたいへん。とんだりはねたりのおおさわぎで、<き>が<さ>になったり、<さ>が<ち>になったり、すっかりへんてこな文ができあがってしまいました……。 子どもたちにもなじみぶかいひらがなたちを主人公に、一文字一文字が持つ特徴を活かしつつ、独特の視点で楽しく新鮮な世界をえがきだした一冊。ひらがなの豊かさを味わえる全三話を収録。 ◆椋鳩十児童文学賞-受賞作品・出版社一覧(受賞作品、作者、出版社の順) ・第1回 「お引越し」/ひこ・田中/福武書店 「Down Town通信~友だち貸します」/石原てるこ/ポプラ社 ・第2回 「リズム」/森絵都/講談社 ・第3回 「パパにあいたい日もあるさ」/もとやまゆうほ/ポプラ社 ・第4回 「ちいさい えりちゃん」/村山早紀/あかね書房 ・第5回 「海にむかう少年」/にしざきしげる/講談社 ・第6回 「泣けない魚たち」/阿部夏丸/ブロンズ新社 ・第7回 「ぼくのフェラーリ」/坂元純/講談社 ・第8回 「バイ・バイ-11歳の旅だち-」/岡沢ゆみ/文溪堂 ・第9回 「ビート・キッズ-Beat Kids」/風野潮/講談社 ・第10回 「ナシスの塔の物語」/みおちづる/ポプラ社 ・第11回 「天のシーソー」/安東みきえ/理論社 ・第12回 「おれんじ屋のきぬ子さん」/河俣規世佳/あかね書房 ・第13回 「寿司屋の小太郎」/佐川芳枝/ポプラ社 ・第14回 「人形の旅立ち」/長谷川摂子/福音館書店 ・第15回 「雪の林」/やえがしなおこ/ポプラ社 ・第16回 「走れ、セナ!」/香坂直/講談社 ・第17回 「冬の龍」/藤江じゅん/福音館書店 ・第18回 「ボクシング・デイ」/樫崎茜/講談社 ・第19回 「ひらがな だいぼうけん」/宮下すずか/偕成社 | ||
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