2008年9月3日

株式会社システムインテグレータ



総合プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM Ver1.0」新発売
   
 〜PMBOKに準拠し、進行基準会計処理にも対応した統合型システム〜


 株式会社システムインテグレータ(本社:さいたま市南区 代表取締役:梅田弘之、東証マザーズ 証券コード3826、以下システムインテグレータ)は、プロジェクト管理の国際標準PMBOK(Project Management Body of Knowledge)に準拠した総合プロジェクト管理システム「SI Object Browser PM」を新規に開発し、11月1日にリリースします。
 新製品は、ソフトウェア開発会社やシステムインテグレータ、コンサルティング会社、工事会社など、プロジェクト型のビジネス形態を持つ企業を対象にし、プロジェクトの効率的な遂行・管理を実現するための総合システムです。これまでExcelなどを使って手作業主体で行ってきたプロジェクト管理をWebベースの統合システムにすることにより、「赤字プロジェクトの削減」「要員の効率的管理」「プロジェクト管理の近代化」など、これらの企業が抱える課題を解決します。
 本製品は、当社が体系化してきたプロジェクト管理手法「PYRAMID」をベースにしており、「PMBOK」の9つの知識エリア全部を統合型でカバーする構成となっています。本製品を導入・活用することで、組織のプロジェクト管理能力を5段階の指標で示す「CMMI(Capability Maturity Models Integration)」のレベル4を達成するベースが構築できます。また、2009年4月から施行される「工事進行基準」の対応もなされており、進行基準会計へスムーズに移行することができます。従来、同類の製品は、スケジュール管理やコスト管理など、それぞれ個別の業務分野のみをカバーするものがほとんどでした。これに対して、本製品は以下の図のように、プロジェクトの内容、リソース、スケジュール、コスト(原価計算)まで、総合的なプロジェクト管理を行うシステムです。
 また、プロジェクト管理システムでは、工程表などをガントチャートで表現し、これをドラッグアンドドロップで編集するなど細かな操作性が要求されます。本製品はこのような要求を実現するために、Webアプリケーションの利点である導入・運用の容易さを取り入れたスマートクライアントで開発されています。



■『SI Object Browser PM』の特徴
(1) PMBOKをベースとした総合プロジェクト管理システム
  プロジェクト管理の国際標準であるPMBOKに準拠しており、そこで定める9つの知識エリア「統合管理」「スコープ管理」「スケジュール管理」「コスト管理」「品質管理」「組織管理」「コミュニケーション管理」「リスク管理」「調達管理」全てを統合してカバーする総合プロジェクト管理システムです。これまでのスケジュール管理のみ、コスト管理のみといった部分的システム化では実現できなかったプロジェクト管理全体の効率化、整合性確認を図ることができます。

(2) PYRAMIDをベースとした標準化によりCMMIレベル4を達成
 当社が長い年月をかけて構築してきたプロジェクト管理手法「PYRAMID」をベースとしており、プロジェクト管理における手法や指標の標準化を実現します。これまで現場ごと、担当者ごとに独自の方式で行ってきたプロジェクト管理を会社や組織単位で標準化し、各プロジェクトの実績を分析・再利用することができます。本システムを導入することにより、組織のプロジェクト管理能力を5段階の指標で示すCMMIのレベル4を達成するベースが構築できます。

(3) 工事進行基準への対応
 2009年4月より、土木・建設工事や受注製作ソフトウェアの収益計上基準が、原則「工事進行基準」に一本化されます。これにより、従来「工事完成基準」を取っていたIT業界や建設・土木会社は、工事進行基準が実施できるプロジェクト管理システムが必要となります。
 工事進行基準は、進捗度に応じて売上を計上する仕組みで、たとえば、工期が半ばまで来たときに、コストは70%かかり、進捗が30%しか達成していないとしたら30%分の売上げを計上することになります。正しい売上計上を行うためには、正確な進捗管理が必要で、これまでのように製作途中の進捗度をどんぶり勘定で行っていては実施することができません。
本製品は、プロジェクトの進捗度を定量的に把握・管理する技法であるEVM(Earned Value Management)を全面的に採用し、工事進行基準のベースとなる進捗度を正確に捉えることができます。また、移行の暫定処置として対外的には「完成基準」、管理会計として「進行基準」という併用も可能です。


参考画面:EVM(進捗予測表)
            ・・・現在の進捗だけでなく、このまま進行した場合の終了予測日なども表示

詳細はこちらのURLをご参照ください。⇒http://siob.sint.co.jp/pm/

■SI Object Browser PMの販売計画
「SI Object Browser PM」は、2008年11月1日発売予定です。
3年間でパッケージライセンス販売およびその導入、開発に関連する売上で約6億円を見込んでおります。


■「SI Object Browser PM」ライセンス体系および価格
   

 

■株式会社システムインテグレータについて
 株式会社システムインテグレータは、コンピュータの最先端技術分野をプラットホームにしたオリジナルパッケージソフトの企画・開発を行なっています。ソフトウェア開発支援ツール、EC、e-learning、ERPなど、幅広い分野にパッケージソフトを投入し、製品・技術で勝負しているパッケージソフトウェア会社です。
http://www.sint.co.jp/


会社名   株式会社システムインテグレータ
証券コード 3826(東証マザーズ)
所在地   さいたま市南区沼影1丁目10番1号 ラムザタワー7F
設立    1995年3月
代表者   代表取締役 梅田 弘之
資本金   3億5,840万円(資本準備金 3億4,840万円)
URL     ⇒http://www.sint.co.jp/
事業内容    業務用パッケージ開発・販売、コンサルティング、
            システムインテグレーション(ERP、EC、e-learning等)


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社システムインテグレータ 管理部 IR担当:中村 奈智
TEL:048-707-7061 FAX:048-707-7066 E-mail:info@sint.co.jp

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