(1)低音再生
浴室という狭い空間の中で圧迫感がないように、音が広がりやすい小さい口径のスピーカーユニットを採用。小口径のスピーカーユニットの弱点として、低音域の再生ができにくい点が挙げられますが、この点を解決するためにパッシブラジエーターとダクトをもつ「Wバスレフ方式」を採用しました。
メインスピーカーの振動がパッシブラジエーターを動かし共鳴室へ伝達された後に、ダクトを通って前面へ出ることで質の良い低音が発生する仕組みです。
*パッシブラジエーター・・・振動系のみを持ち、駆動系を持たないスピーカーユニット。
(2) 中高音再生
浴室内は湿度の影響で中高音帯域が減衰する傾向があります。それを補うためにスピーカーユニットのバッフル板への取付け位置を工夫することにより電気的にイコライジングすることなく、自然な音響特性を得られるようにしました。
*バッフル板・・・メインスピーカーを取付けている板。
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