CORPORATE NEWS
報道機関各位 2003年1月29日
ダイキン工業株式会社
空調営業本部・空調生産本部


2003冷凍年度 ダイキン店舗・オフィス用エアコン スカイエアシリーズ
「省・小・快・環」をコンセプトに
New「スーパーインバーター ZEAS(ジアス)」シリーズ新発売
ユーザーに合わせた最適機能の充実と環境対応を強化
<4.0kW~28.0kWの全17タイプ382機種>


〔要 旨〕

 ダイキン工業株式会社(本社:大阪市)は、店舗・オフィス用エアコンスカイエアシリーズとして、ユーザーの設置状況や用途に合わせた最適仕様が設定できるNew「スーパーインバーターZEAS」シリーズ全17タイプ382機種を2003年4月より発売いたします。
 今回のNew「スーパーインバーターZEAS」シリーズは、当社業務用エアコン共通の「省・小・快・環」※1を基本コンセプトとし、ユーザーに視点をおいた機能を搭載することで、最適な仕様設定を可能としたエアコンです。
※1: …省エネ、省タイム、省工事 …小型、軽量化 …快適、クリーン
…環境対応、温暖化防止、オゾン層保護、少冷媒、リサイクル の頭の四文字を組み合わせた当社基本コンセプト


おもな商品の特長

1.ユーザー最適機能の充実

◇省エネ性能… 室外機に搭載した熱ロスの少ない新構造の<新パワーリラクタンスDC圧縮機>、<DCファンモータ>の採用などにより、11.2kWクラス(4HP)で業界トップのCOP4.82、当社一定速機に比べ年間電気代約50%、約23,000円削減※2(従量料金 天井カセットマルチフロー接続時)し、全シリーズでも省エネ性能をアップしました。
 ※2 算出基準:JRA基準 東京/戸建店舗の場合

◇省エネ機能…
 選択が可能
(1)<i-デマンド機能>
契約電力量を抑え、快適性を損なわずに消費電力量をコントロールすることにより大型店舗や工場のデマンドニーズに対応します。

(2)<フラット設置機能>
室外機と室内機の高低差の少ない設置の場合、さらに消費電力を20%低減が可能となります。(冷房部分負荷運転時)

(3)<簡易サーバールーム対応モード>
顕熱負荷※3の多い機械室、OAルームなどで省エネ優先運転を行います。
※3 顕熱負荷:温度変化のある熱負荷のこと

◇静かさNo.1… 4.0~16.0kWクラスに新開発の<スムースインレットベルマウス>・<ネオエアロスパイラルファン>を搭載。8.0kWクラスで業界トップの43dB。さらに、設置状況に応じ3段階に設定できる<新夜間自動静音モード>では 39dBを実現しました。

◇寒冷地対応… 低外気温度でも対応できるよう圧縮機や冷媒回路を大幅改良することで、暖房時の使用限界温度を-20℃まで拡大(従来は-15℃)し、低外気温度での連続運転が可能となり、寒冷地でも安心してご採用いただけます。


2.環境対応力の強化

今回のZEASでは、新搭載の圧縮機や省エネ新機能などで年間の消費電力量を約50%削減(14.0kWクラス)し、オゾン層破壊係数ゼロのR410A冷媒の採用や少冷媒化(初期充填量14.0kWクラス、約20%削減)により環境への対応力を強化。同クラスで通常運転時のTEWI(総等価温暖化影響指数)※4は、10年前の一定速機に比べ約40%削減しました。
※4 TEWI: Total Equivalent Warming Impact(総等価温暖化影響指数)の略。エアコンの場合、冷媒の温暖化への直接的な影響と年間の消費電力量からCO2換算した数値を加えて算出。


3.設計・設置自由度の向上

大幅な軽量化・コンパクト化(11.2kWクラス、質量19.0kg削減、容積7%削減)を実現するとともに、更新需要への対応としてこれまでの既設ブレーカーに加え既設冷媒配管も洗浄レスで50m(最大配管長)まで流用を可能としました。

【当社では、昨年発表したビル用マルチエアコンを皮切りに今回の店舗から設備用まで全容量範囲で、03年4月より半年間でR410A冷媒を採用していく計画です】



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〔背 景〕

 昨今のパッケージエアコンの業界では、社会要請である環境3課題<省エネルギー><新冷媒化><リサイクル>への対応を強力に推進しています。また、更新需要の割合も全出荷数の60%(当社数値)を超え、環境3課題に合わせて多様化するユーザーニーズを追求することが強く望まれています。
 店舗・オフィス空調の分野では設置状況や使用条件によりユーザーが求めるニーズは多様化し、ユーザー毎に必要な機能をきめ細かく最適な設定ができる機種の開発が望まれていました。



New「スーパーインバーターZEAS」の技術ポイント

1.ユーザー最適機能の充実
 
◇電気代削減への貢献

今回のNewZEASシリーズは、さらに高効率化した<新パワーリラクタンスDC圧縮機>と新たに採用したR410A冷媒の能力特性を最大限に活かした機能部品の新設計により、11.2kWクラスでは当社標準機に比べ、年間電気代(従量料金)を約50%、約23,000円※1の削減が可能です。
※1 算出基準:JRA基準 東京/戸建店舗の場合
電気代:東京電力 低圧電力 冷房(夏期)11.3円/kW その他季10.27円/kW(基本料金含まず)


◇省エネ機能の紹介 i-デマンド機能
<i-デマンド機能>
消費電力量の設定が5段階(80、70、60、40、0%)の中から自由に選択でき快適性を配慮したデマンド制御が可能です。
<フラット設置機能>
高低差が5m以下なら、消費電力量を最大で20%削減※2できる新機能を搭載しました。
※2:冷房運転時の部分負荷運転に適用
<簡易サーバールーム対応モード>
除湿の必要がない機械室やOAルームの用途では顕熱負荷を処理することで、これまでのサーモ発停による急激な温度上昇が少なく、省エネ運転が可能となります。


◇静かさNo.1
ファン技術のポイント4.0~16.0kWクラスに新開発の<スムースインレットベルマウス>および<ネオエアロスパイラルファン>を搭載。これにより、8.0kWクラスで業界トップの43dBを達成。また、<新夜間自動静音モード>では、用途に応じて運転音レベルが3段階で調整でき、8.0kWクラスで39dBの低騒音を実現。また、全機種で環境基本法で定める45dB以下に対応しました。


◇寒冷地での対応をさらに強化
低温時に圧縮機内部の油の粘度が上昇しても、冷媒制御を安定させる<インバータトルクアップ制御>を導入し、スムーズな運転起動を可能にすることで、暖房時の使用限界を-20℃(従来-15℃)まで拡大し、寒冷地でも安心して採用いただけます。


2.環境対応力の強化
 
◇新冷媒の採用と少冷媒化
  住宅用から大型機種まで冷媒統一を実現するため、オゾン層破壊係数ゼロのR410Aを採用しました。さらに、少冷媒化(11.2~16.0kW平均で約18%削減)することにより環境への対応力を強化しました。

◇地球温暖化影響指数が10年前に比べ約40%削減
  通常運転時のTEWI(総等価温暖化影響指数)は、10年前のエアコン(当社一定速機)に比べ、最大約40%(14.0kWクラス)の削減を達成しました。


3.設計・設置自由度の向上
 
圧縮機などの機能部品の小型化により、11.2kWクラスで19.0kgの軽量化、製品サイズも高さ方向を低減、コンパクト化(容積7%削減)を実現しました。また、標準より1サイズ小さなブレーカーが使える<小容量ブレーカーモード>や既設配管流用(洗浄なしで最大50mまで対応可能)、移設・更新の際に、冷媒回収作業がスムーズに行える<冷媒ポンプダウン機能>など更新需要への対応にも配慮しております。


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New「スーパーインバーターZEAS」代表機種の主仕様、標準価格、発売予定時期

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New「スーパーインバーター ZEAS」

ダイキン店舗・オフィスエアコン「スカイエア」
New「スーパーインバーター ZEAS」
天井埋込カセット形マルチフロータイプ
スーパーカセット形「爽やか一静風美」
SZYCP140M
冷房能力:定格(最大) 12.5kW(14.0kW)
暖房能力:定格(最大) 14.0kW(18.0kW)
ダイキン工業株式会社


●報道関係からのお問い合わせ先

ダイキン工業株式会社
【本  社】〒530-8323 大阪市北区中崎西二丁目4番12号(梅田センタービル)
TEL (06)6373-4348(ダイヤルイン)
広報部長 芝 道雄
【東京支社】〒163-0235 東京都新宿区西新宿2丁目6番1号(新宿住友ビル)
TEL (03)3344-8030(ダイヤルイン)
広報部 東京担当部長 井上武郎
●商品についてのお問い合わせ先

ダイキン工業株式会社
【本  社】〒530-8323 大阪市北区中崎西二丁目4番12号(梅田センタービル)
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空調営業本部 商品企画部長  立木 広
【堺製作所】〒591-8511 大阪府堺市金岡町1304番地
TEL (072)259-9485(代表)
空調生産本部 商品開発G 主任技師 内海 正人



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