陰圧システム内蔵トレーラーハウスを3ヵ月間無償貸出

プレスリリース

2020年9月1日

トレーラーハウスデベロップメント株式会社

 

陰圧システム内蔵トレーラーハウスを3ヵ月間無償貸出

 

政府による緊急事態宣言解除後も新型コロナウイルス感染が全国的に拡大を続け、その終息の見通しも難しい状況が続いております。

 

 トレーラーハウスデベロップメント株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:大原邦彦、以下「当社」)では、発熱外来診療やPCR検査等の感染症医療に活用できる冷暖房及び陰圧システム内蔵のトレーラーハウス『MEDICAL-CUBE NP12』(NPはNegative Pressureの略)を開発し、9月10日から医療機関並びに自治体へ20台、3カ月間の無償貸出を開始します。

 

 当社では、従来品である『MEDICAL-CUBE12』を本年4月から新型コロナ対応を行う15の医療機関へ6カ月間の無償貸出を行ないました。貸出先の医療機関の皆様へアンケートを実施し、改善点や必要な機能等をヒアリングしました。今回の『MEDICAL-CUBE NP12』は、これらの貴重な医療現場の声を反映し使いやすくなった改良品です。

 

『MEDICAL-CUBE NP12』は独自に開発設計した陰圧装置を内蔵しています。米国疾病管理予防センター(CDC)ガイドラインの1時間当たり12回以上の室内換気及び室内外の気圧差2.5Pa以上の陰圧性能を有し、室内からの排気はHEPAフィルターにより浄化したうえで排出します。また、陰圧装置の配置は室内の気流方向にも配慮しており、診療や検査にあたる医療従事者が患者から飛沫等を浴びにくい空気の流れを実現しています。

 

また、付属する階段についても改善意見が多く寄せられましたので、ステップ幅を小さくした5段階段と踊り場デッキを新たに開発しました。『MEDICAL-CUBE NP12』とセットでご利用頂く事で、高齢者の方やお子様が昇降しやすくなっております。

 

 秋以降はインフルエンザ感染も流行する時期です。院内での二次感染防止のため陰圧環境並びにエアコン空調を備えた『MEDICAL-CUBE NP12』は、気候に左右されずに屋外で安心出来る発熱外来診療環境が実現できます。

 

 自動車であるトレーラーハウスは、仮設プレハブ等と異なり建築確認が不要です。そのため敷地内の駐車場・空地等の屋外スペースに短時間で設置することが可能です。

 

    

車検付トレーラーハウス「MEDICAL-CUBE NP12」  独自開発した陰圧装置を室内に内蔵しています

 

※写真は試作版のため、実際の製品と一部仕様が異なる場合があります。

 

<製品概要>

外 寸:全長4,860㎜ 全幅2,445㎜ 全高3,540㎜

室内寸:長さ3,523㎜ 幅2,304㎜ 高さ2,300㎜

エアコン:1台 分電盤:100V30A 照明(LED):3カ所

コンセント:4カ所(うち外部1カ所)

出入口:片引き半自動ドア 

付属品:本体支持器具、鉄製5段階段(踊り場デッキ付)

換気設備:HEPAフィルター付き陰圧システム(内蔵型)

陰圧性能     ※数値は当社実測値

排気風量 314㎥/h
室内外気圧差 18.6Pa

 

<無償貸出について>

・無償貸出の予約受付:2020年9月1日から予約受付開始

・無償貸出期間:3カ月間

・利用開始:9月10日~(順次貸出)

・貸出対象:新型コロナ対応を行う医療機関並びに自治体

・想定用途:発熱外来診察室・待合室、PCR検査室など

・無償貸出台数:20台(1機関あたり1台とさせていただきます。)

・往復運搬費、設置作業費も含め無償となります。

・土地側の電源工事費は使用者側でご負担願います。

 

当社はトレーラーハウスの活用により、今後も安全で快適な医療環境の確保に少しでも貢献したいと考えております。

 

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