「国際モダンホスピタルショウ2019」（7月17日（水）～19日（金）、東京ビッグサイト南展示棟）における特別企画「現場のひらめきをカタチに！第12回みんなのアイデアde賞」の受賞作品を、下記の通り決定いたしました。

　「みんなのアイデアde賞」は、一昨年まで「看護のアイデアde賞」として実施しておりましたが、昨年よりリニューアルをして、看護職だけでなく、医療、介護、福祉に携わる全ての方から、現場ならではの画期的な改善の工夫やアイデアを募集しました。

今年は全国の病院・施設より27作品の応募があり、グランプリ1点、準グランプリ3点、International de賞１点の５作品が選ばれました。

　「国際モダンホスピタルショウ」は医療関係者を中心とした、来場者8万人を超える国内最大規模の展示会です。今年は7月17日（水）から19日（金）までの3日間、東京ビッグサイト南展示棟で開催します。

「みんなのアイデアde賞」の表彰式および受賞団体による作品紹介を会期3日目の7月19日（金）13:10より国際モダンホスピタルショウ会場の南2ホール内オープンステージセミナー（2）にて行います。

また会期中は受賞作品が展示されますので、ぜひご来場の上、ご覧下さい。

詳細はWEBサイト（https://noma-hs.jp/）でご覧いただけます。

■受賞作品

★グランプリ：特定医療法人暲純会　榊原温泉病院（三重県津市）

作品名：災害時用エアー担架

【作品概要】

災害発生時に女性２名で搬送できる軽量、かつコンパクトに収納できる患者搬送用担架。

看護師は女性が多いため、東南海地震等の災害発生時に負担がかからず患者を避難させる手段として考案。階段を使う際にも衝撃が最小限となるようにエアークッションを使用、床面と接触する部分にはPPTクラフトシートを使うことで滑りやすく水にも強い。災害発生時には女性一人でも搬送可能。使用しないときはコンパクトに収納できます。

★準グランプリ：心臓血管センター金沢循環器病院（石川県金沢市）

作品名：どこでもナースコールクリップ

【作品概要】

ナースコールボタンをベッド柵、枕元、手もとなど、どこにでも固定できるクリップ。

患者にとってナースコールシステムはまさに命綱。一般的には枕元に置かれ、固定時にはベッド柵に結びますが、これが患者・看護師双方の不満につながっているようです。ベッド柵、枕元はもちろん、胸元、手もと、さらにポータブルトイレやオーバーヘッドテーブルにも装着でき、転がらない、落ちない、垂れ下がらない固定性抜群のクリップです。

★準グランプリ：医療法人友愛会　盛岡友愛病院（岩手県盛岡市）

作品名：透析穿刺カート

【作品概要】

透析の穿刺時に必要な物品の収納と感染性廃棄物の廃棄ボックスを備えたカート。

家庭用ゴミボックスにタイヤをつけ、上段は物品保管、中段はセーフティボトルを入れて鋭利な物の廃棄、下段はブックエンドを利用して足で開閉できる廃棄ボックスにしました。穿刺時やトラブル時等に予想される事態に対応できる必要物品を備え、感染防止に配慮した廃棄物処理も可能。ベッド間の約１m幅の中でもスムーズで効率的に作業できます。

★準グランプリ：諏訪赤十字病院（長野県諏訪市）

作品名：まとめるヒトデ君

【作品概要】

チューブやコード類をまとめる軟金属に塩化ビニールをコーティングした４本足の器具。

ICUでは多くの点滴や医療機器を取り付けるため、ベッド上がチューブやコード類だらけになります。見分けにくかったり、からまったり、引っ張られて抜けてしまうこともあります。軟金属に塩化ビニールをコーティングし、ベッド柵やシーツに固定できるようにしました。自動洗浄器も使用でき感染対策にも配慮しています。

★International de賞：国立大学法人金沢大学附属病院　看護部（石川県金沢市）

作品名：Childbirth Preparation Class ～Let’s get ready for your special birth!～

【作品概要】

安全なお産のための外国人向けの英語説明書。

日本の施設になじみのない外国人の妊婦向けに、安全なお産をしてもらうための知識を提供するために、出産前教室用の資料を英語で作成しました。医療用語ではなく、わかりやすい単語を使用、写真やイラストを用いて視覚的にも伝わりやすいものにし、病院への電話のかけ方や時間外入口の説明も加えてスムーズに来院できるように工夫しました。

【出展および来場に関するお問い合わせ先 】

一般社団法人日本経営協会 ホスピタルショウ事務局

TEL：03-3403-8615　FAX：03-5413-4327

E-mail：hsg@noma.or.jp