オムロン ヘルスケア ブラジルで家庭用電子血圧計の生産を開始

2017年7月19日

オムロン ヘルスケア株式会社

オムロン ヘルスケア ブラジルで家庭用電子血圧計の生産を開始

ブラジル国内初の血圧計生産により、血圧計事業を拡大

オムロン ヘルスケア株式会社(本社:京都府向日市、代表取締役社長:荻野勲、以下、オムロン ヘルスケア)は、ブラジル連邦共和国サンパウロ州にある工場にて、ブラジル国内向けの家庭用電子血圧計の生産を7月下旬よりに開始いたします。ブラジル国内における家庭用電子血圧計の生産は初であり、これによりタイムリーに商品を供給できる体制を構築し、ブラジルでの血圧計事業を拡大していきます。

ブラジルでは、経済成長に伴う生活水準の向上や食生活の欧米化といった生活習慣の変化に伴い、高血圧など生活習慣病患者の増加が社会的課題となっています。また、大気汚染による喘息、喫煙によるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器系疾患の患者も増加しています。

このような状況を鑑み、オムロン ヘルスケアは、かねてよりブラジルを重要市場の1つと位置付け、同国での事業拡大に注力してきました。2014年には、喘息や大気汚染によるCOPDの吸入治療に利用される機器であるネブライザの生産、販売を手掛け、ブラジルのネブライザ市場でNO.1シェアを獲得しているNS Indústria de Aparelhos Médicos Ltda.(以下NS社)を買収しました。同社の買収により、ネブライザ事業を拡大させ、同国内のシェアを14%から55%に拡大しました。

また、血圧計事業においては、NS社の買収によって獲得した同社の販売網を利用した営業活動により、事業拡大も図ってきましたが、今回、さらなる拡大をめざし、NS社の工場内 に血圧計生産ラインを新設し、生産を開始します。当初は、手首式血圧計1機種の生産から開始し、上腕式血圧計含め機種を拡大していきブラジル国内で販売する家庭用電子血圧計の90%以上を同工場で生産する予定です。

今回のブラジル国内生産開始により、タイムリーかつ安定的な商品提供を可能にする体制を構築し、同国における家庭用電子血圧計の販売台数を現在の100万台から2020年度には130万台に拡大する計画です。また、将来的には、ブラジルで生産した血圧計をその他のラテンアメリカ地域にも販売し、同地域における血圧計ビジネスの加速を目指します。

【概要】

工場名:NS Indústria de Aparelhos Médicos Ltda.

工場所在地:Rua Francisco Pedoroso de Toledo, 437, Vila Liviero, São Paulo, SP, Brasil

生産開始時期:2017年7月17日(現地時間)

生産機種:手首式血圧計 HEM-6124、上腕式血圧計 HEM-7122、手首式血圧計 HEM-6132

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中