低温暖化冷媒HFC-32を採用したエアコン、世界50カ国以上で累計販売台数1,000万台を達成

ダイキン

2017年4月27日

ダイキン工業株式会社

低温暖化冷媒HFC-32を採用したエアコン

世界50カ国以上で累計販売台数1,000万台を達成

ダイキン工業株式会社はこのたび、低温暖化冷媒HFC-32(R32)を採用したエアコンのグローバル累計販売台数1,000万台を達成しました。

当社は環境貢献と事業の両立をめざして、環境に配慮した商品の開発に取り組んできました。近年、世界では地球温暖化への対応として、環境負荷の少ない冷媒への転換が急がれています。そこで当社は、オゾン層保護および温暖化影響や省エネ性、安全性などを総合的に判断した結果、ルームエアコンや業務用エアコンにはHFC-32が現時点において最もバランスの取れた冷媒だと考え、2012年11月に世界で初めて、HFC-32を採用したルームエアコンを発売しました。以来、約4年半で販売台数1,000万台を達成することができました。

当社は、日本国内にとどまらずHFC-32空調機を世界で普及させ、より多くの国で温暖化影響の少ない冷媒への転換を加速すべく、発売当初からHFC-32冷媒を用いた空調機の特許を新興国に無償開放し、さらに2015年には先進国も含む全世界へ無償開放しました。また、タイやインドなどの新興国では、政府や国際機関と連携して、HFC-32空調機の据付やメンテナンスの教育など現地の人々がHFC-32を適切に扱えるよう技術支援を行いました。流通開拓や販売活動だけでなく、HFC-32空調機が普及できるような環境を整備してきた結果、着実に世界で販売台数は増え続けています。

現在日本では、既に全メーカーがHFC-32空調機を販売し、業界標準となっています。また、タイ、インドは日本に次いでHFC-32空調機の販売台数が多い国となっており、今後も世界の温室効果ガス削減において大きな効果が見込まれています。

他社も含めると、2017年3月末時点で約2,700万台以上のHFC-32空調機が世界で販売されたと推測しており、HFC-32空調機のCO2排出抑制効果は約4,700万トンになると試算しています。

当社はこれまで地球環境問題への対応について“The Sooner, The Better, for the Future(未来のために今できることはすぐ行動することが大切)”という方針のもと、取り組んできました。今後も、冷媒と空調の両方を取り扱うメーカーとして、より環境影響の低い冷媒の探究・開発と空調機器の開発に励みながら、低温暖化冷媒の普及を着実に進めていくことで、地球温暖化抑制に貢献していきます。

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