ガスと電気を最適比率で制御するハイブリッド空調システム「スマートマルチ」を発売

ヤンマー

2017年3月23日

ヤンマーエネルギーシステム株式会社

ガスと電気を最適比率で制御する

ハイブリッド空調システム「スマートマルチ」を発売

 ヤンマーエネルギーシステム株式会社(本社:大阪市、社長:梅垣直也)は、ハイブリッド空調システム「スマートマルチ※1」を開発し、2017年4月1日より順次販売を開始いたします。

 本製品は、室外機本体内にガスエンジンと電気モーターの両方を搭載している業界初※2の一体型空調システムです。ガスエンジンと電気モーターをひとつの筐体に搭載したことで、配管や配線の工数削減に加え、省スペースで設置可能なコンパクト設計を実現しました。

 また、本製品を遠隔監視システムと組み合わせて使用することで、エネルギー需給状況やエネルギー価格を考慮しながら最適な運転制御を行う事が可能となります。本製品の冷房能力は85kW(30馬力)で、同じ冷房能力の電気式ヒートポンプ(EHP)と比べ、ランニングコストを年間約35%削減することが可能です※3。

 今後も当社は、市場のニーズにお応えし、お客様に喜んでいただける商品やソリューションを提供することで、省エネルギーな暮らしを実現する社会を目指してまいります。

■ハイブリッド空調システム概要

商品名:ハイブリッド空調システム「スマートマルチ」

    標準仕様  YHZP850K1N(P)B

    寒冷地仕様 YHZP850K1N(P)CB

販売開始日:2017年4月1日

主要目:

 型式 YHZP850K1

 冷房定格能力 85.0(kW)

 暖房定格能力 95.0(kW)

 冷房定格ガス消費量 47.4(kW)

 暖房定格ガス消費量 51.0(kW)

 冷房定格消費電力 8.28(kW)

 暖房定格消費電力 7.39(kW)

 外形寸法(高さ×幅×奥行 mm) 2,150×2,100×800

 質量 1,070(kg)

■主な特長

1.ガスエンジンと電気モーターを最適比率で運転

 本製品は遠隔監視システムと組み合わせて使用することで、エネルギー需給状況やエネルギー価格(ガス・電気)を考慮し、ガスエンジンと電気モーターを最適比率で効率よく運転することが可能です。例えば、朝や夕方、夜間などにおいて電力需要が小さく電気料金が安価な時間帯では電気モーター中心に運転し、電力需要が大きくなる日中はガスエンジン中心に運転するなど、状況に応じて運転比率を変えることで、お客様の使い方に合わせて、省エネ・低コスト化を実現します。この最適比率での運転制御により、同容量のEHPと比較して、ランニングコストを年間約35%削減※2することができます。

2.室外機一体型で簡単設置を実現

 GHPとEHPの連結型システムの場合、設置スペースも大きくなり、取付・配管や配線も各々行う必要があります。ヤンマーの「スマートマルチ」は、ハイブリッド空調システムとして業界で初めてガスエンジンと電気モーターをひとつの筐体に搭載することで、設置にかかる工数を大幅に低減することが可能となりました。

3.エネルギーコストの変動リスクを軽減

 ガスまたは電気のどちらかのエネルギーのみを使用する空調機の場合、使用するエネルギー価格が上昇するとランニングコストは上昇します。本製品のようにガスと電気の使用量をバランスよく制御し、エネルギー料金の条件下で省コストを実現することにより、エネルギーコストの変動リスクを軽減する事が可能となります。

※1 「スマートマルチ」は東京ガス株式会社の登録商標です。

※2 業務用空調システムにおいて。当社調べ。

※3 店舗用途(東京地区)での当社試算。

<注記>

ニュースリリースに記載されている内容は、記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。

【商品に関するお問合せ先】

ヤンマーエネルギーシステム株式会社 営業統括部 空調システム営業部

https://www.yanmar.com/jp/dealerlocator/

【本件に関する(報道関係者)お問合せ先】

ヤンマー株式会社 ブランドコミュニケーション部 広報グループ

E-mail: koho@yanmar.com

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プレスリリース添付画像

ハイブリッド空調システム「スマートマルチ」室外機

遠隔監視システムとの連携イメージ

コンパクト設計による設置スペース・工数の低減

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