紀伊國屋ビルディングが東京都選定歴史的建造物に選定

紀伊國屋書店

 株式会社紀伊國屋書店(代表取締役会長兼社長  高井 昌史)が所有する紀伊國屋ビルディング(所在地:東京都新宿区新宿三丁目十七番七号)が、東京都選定歴史的建造物に選定されました。

2017年3月23日

株式会社紀伊國屋書店

紀伊國屋ビルディングが東京都選定歴史的建造物に選定

 株式会社紀伊國屋書店(代表取締役会長兼社長  高井 昌史)が所有する紀伊國屋ビルディング(所在地:東京都新宿区新宿三丁目十七番七号)が、東京都選定歴史的建造物に選定されました。

 東京都選定歴史的建造物は、歴史的な価値を有する建造物のうち、景観上重要なものとして、東京都景観条例に基づき、東京都知事が選定したもので、平成28年8月25日現在、79件(選定後、重要文化財への移行等により選定解除された12件を除く)となっています。選定の基準は、①原則として建設後50年以上経過している、②地域のランドマークとしての役割を果たしているなど東京都の景観づくりにおいて重要、③可能な限り建設当時の状態で保存されている、④外観が容易に確認できる、の4点です。

 東京都は平成28年度、紀伊國屋ビルディングを含む7件10棟を新たに東京都選定歴史的建造物に選定しました。

 紀伊國屋ビルディングは、紀伊國屋書店の創業者・田辺茂一が創業の地である東京・新宿に本社ビルを建設しようと、ル・コルビュジエに師事したモダニズム建築の旗手・前川國男に設計を依頼し、書店(紀伊國屋書店新宿本店)・劇場(紀伊國屋ホール)・画廊、さらに多くのテナント(物販・飲食)を有する複合ビル(地上9階・地下2階、鉄骨鉄筋コンクリート造)として、昭和39年(1964年)3月に竣工しました。

 ビル正面の打ち込みタイルの湾曲した両袖壁と、それをつなぐコンクリートの反り上がったバルコニー庇が、街行く人を建物にいざなう表情を示し、前川國男が「何か一息つける場所を造りたい」と考えて設けた1階の広場は、格好の待ち合わせ場所を人々に提供しています。さらに、広場から裏の通りへ抜ける街路のような「道空間(みちくうかん)創出」は、建築が都市環境との関わりの中で果たし得る可能性を提案した好例として高く評価されてきました。

 紀伊國屋書店は昭和2年(1927年)、東京・新宿で書店を開業して以来、文化・芸術・情報の発信拠点として社会に貢献することを使命として、多くのお客様に支えられながら社業を続けて参り、今年、創業90年を迎えることができました。これからも創業の精神を受け継ぎながら、新宿の地に根差し、新宿を訪れる皆様に愛され、さらに新宿を中心とした東京、日本の文化・芸術・情報をグローバルに発信する書店を目指して参ります。

リリースに関するお問合せ先:株式会社紀伊國屋書店総務部広報担当info@kinokuniya.co.jp

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