カンボジア人石工が石積み技術を披露する国際公開講座「カンボジア人熟練石工の伝統技法」を開催します

上智学院

2017年3月17日(金)、上智大学にて国際公開講座「カンボジア人熟練石工の伝統技法」を開催いたします。日本人技術者による指導を受けたカンボジア人石工による石削りや石材移動の実演を披露するほか、本学とカンボジア王国政府が取り組む西参道修復の現状や展望を報告します。

2017年3月6日

上智大学

上智大学国際公開講座「カンボジア人熟練石工の伝統技法」開催

~アンコール・ワット修復に取り組むカンボジア人石工が石積みを披露~

・アンコール・ワットから本物の石材を用意。日本に初めて持ち込まれる石材も

・日本人技術者による指導を受けたカンボジア人石工による石削りや石材移動の実演を披露

・上智大学とカンボジア王国政府が取り組む西参道修復の現状や展望を報告

2017年3月17日(金)、上智大学(東京都千代田区、学長:早下隆士)にて国際公開講座「カンボジア人熟練石工の伝統技法」を開催いたします。

本学が「カンボジア人による、カンボジアのための、アンコール・ワット遺跡保存修復」の理念を掲げ、1996年にカンボジア王国・シェムリアップ市に上智大学アジア人材養成研究センターを開設して20年を迎えました。開設以来、遺跡修復分野での活躍を目指すカンボジア人留学生の受入れと本学での学位取得の支援や、現地での実技指導などを通じ、カンボジア人石工および遺跡保存官などの人材育成に取り組んできました。また、現在はアンコール・ワット遺跡を管理するアプサラ機構と共同で西参道の修復工事を推進しています。

本講座では、カンボジア王国政府から特別にお貸し出しいただいたアンコール・ワットの石材(計5個、合計で約2t)を用いて、実際に現場で修復工事を実施しているカンボジア人石工が、石材摺り合わせ技法、石削り技法、石材移動を披露(別紙ご参照)。また、基調講演とパネルディスカッションでは、アンコール・ワット西参道をテーマに2020年の完成を目指し進行中の工事状況を日本とカンボジアの専門家が解説いたします。

実施概要:

■日時:2017年3月17日(金)13:30~16:30 ※入退場自由、駐車場なし

■会場:上智大学四谷キャンパス6号館(ソフィアタワー)101室および隣接公開敷地

■言語:カンボジア語(逐次通訳有り)/日本語

■定員:700名 (入場無料、要事前申込)

[申込先]専用サイト(https://eipo.jp/sophia/)もしくは下記のいずれかにてお申込みください。

E-mail: sacrhd@cl.sophia.ac.jp  Tel: 03-3238-4136  Fax: 03-3238-4138

■主催:上智大学アジア人材養成研究センター

■一般の方からのお問合せ先:アジア人材養成研究センター事務室 電話 03-3238-4136

当日のプログラム:

第1部 基調講演 13:35~14:30

-「アプサラ機構の活動と上智大学との協力関係」

カンボジア王国政府アンコール地域遺跡整備機構(アプサラ機構)

総裁 スム・マップ氏

‐「アンコール・ワット西参道の修復史~900年前の建設後、修復を繰り返して護られてきた史実を解明する~」

上智大学アジア人材養成研究センター

研究員 三輪 悟

第2部 パネル・ディスカッションおよびカンボジア古典舞踊(アプサラダンス)14:40~15:40

パネル・ディスカッション「アンコール・ワットの工事現場から」

カンボジア古典舞踊:修復工事の安全を祈る奉納舞踊

第3部 石材加工実演 15:50~16:30 ※雨天決行

カンボジア人石工3名および師匠の日本人石工である石井幸弘氏が、アンコール・ワット西参道修復の現場で実際に行われている石加工技術を披露します。※来場者多数の場合にはモニターで視聴いただきます。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

当日のカンボジア人石工の服装

キャンパスで再現される作業現場

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