順天堂大学と瀬田クリニックグループが国家戦略特区の病床19床を共同で整備

2016年12月26日

学校法人順天堂

医療法人社団滉志会 瀬田クリニックグループ

順天堂大学と瀬田クリニックグループが国家戦略特区の病床19床を共同で整備

順天堂大学と瀬田クリニックグループが国家戦略特区の病床 19 床を共同で整備

学校法人順天堂と医療法人社団滉志会瀬田クリニックグループは、国家戦略特別区域(以下、「国家戦略特区」)高度医療提供事業で既に開設が認定されている病床 19 床について、学校法人順天堂 順天堂大学(東京都文京区、以下「順天堂大学」)医学部に共同研究講座を設置し、順天堂大学医学部附属順天堂医院(東京都文京区)内に整備することとなりました。

瀬田クリニックグループは、2014 年 9 月より、東京圏国家戦略特区の構成員として、以下の治療技術の開発を目指してきました。

①肝細胞がんに対する経肝動脈腫瘍塞栓療法を併用した樹状細胞局注療法の開発

②手術不能局所進行膵がんに対する標準化学療法を併用した超音波内視鏡ガイド下樹状細胞局注療法の開発

③キメラ抗原受容体(CAR)を用いた遺伝子改変免疫細胞治療法等の開発と治験実施(CAR-T の開発・治験・治療実施)

④免疫チェックポイント阻害剤(PD-1 抗体・PDL-1 抗体等)と免疫細胞治療との併用治療技術の研究開発・治験実施

また、これらの構想の実現のため、既に東京圏国家戦略特区内で病床 19 床の開設を認定されていましたが、この度、瀬田クリニックグループと同様に東京圏国家戦略特区の構成員である順天堂大学は瀬田クリニックグループと共同で病床 19 床を運用することに合意し、2017 年度より順天堂医院内に病床の整備を進めていくことになりました。

瀬田クリニックグループのがん免疫細胞治療の治療実績、臨床研究の実績等に加え、順天堂大学の有する圧倒的且つ幅広い臨床現場、研究力、臨床力の支援を受けながら、より安全性、有効性の高い治療技術の開発を推進していきます。

また、両者の連携強化により、対象領域を難治性疾患や感染症等、他領域に拡大し、臨床研究の推進、先進医療の拡大、治験の推進等を図り、更なる医療サービスの高度化、充実化を目指していきます。

順天堂大学と瀬田クリニックグループは、今後、東京圏以外の他の地域の国家戦略特区の構成員である大学病院等との多施設共同研究等にも積極的に取り組み、これらの構想を実現することで、がん免疫細胞治療の発展に貢献していきます。

尚、順天堂大学は、上記 19 床に加え、国家戦略特区高度医療提供事業の病床として、医学部附属順天堂医院が質の高い手術であるダヴィンチ手術の膀胱がん、子宮体がん、大腸がん等への拡大、ラジオ波治療の肝外腫瘍への拡大、皮膚難治性潰瘍による下肢切断等の回避を可能とする再生治療等先進医療を提供するため、新たに 12 床を整備する予定です。

【 医療法人社団滉志会 瀬田クリニックグループについて 】

1999 年 3 月、がんに対する免疫細胞療法の専門医療機関として「瀬田クリニック」を開院、現在は、瀬田クリニック東京(東京都千代田区)、瀬田クリニック新横浜(神奈川県横浜市)、瀬田クリニック大阪(大阪府吹田市)、瀬田クリニック福岡(福岡県福岡市)の 4 クリニックを開設しています。

なお、免疫細胞療法における細胞培養に関する技術開発及び品質管理については、株式会社メディネット(神奈川県横浜市)と共同で推進しております。また、瀬田クリニックグループと提携し、がん免疫細胞療法を提供する医療機関は全国に 53 余あり、開院以来、20,000 名を超える患者さんに対し、17 万回以上の治療を提供しています。2015 年10 月よりこれらの医療機関と共同研究体(がん免疫療法評価グループ:CITEG)を組織して実施しております。(2016 年 12 月現在)

【学校法人順天堂について 】

順天堂は、天保 9(1838)年、学祖・佐藤泰然が江戸・薬研堀(現在の東日本橋)に設立したオランダ医学塾・和田塾に端を発し、いまに繋がる日本最古の西洋医学塾です。

わが国の西洋医学の源流とされる順天堂大学医学部をはじめ、科学的な視野でスポーツと健康を探求するスポーツ健康科学部の他に、医療看護学部(浦安)、保健看護学部(三島)、そして国際教養学部を有する健康総合大学として発展してきました。

また、総病床数 3,286 という日本最大規模の大学医学部附属 6 病院群を配置して強固なネットワークを形成しています。先進医療、地域医療、救急医療、周産期医療、高齢者医療、精神医療、がん治療、アトピーなどの皮膚・粘膜バリアー機構の研究、新規医薬品・医療材料・機器の開発など、国民の医療ニーズに幅広く対応する高い専門性を発展させつつ、総合力に秀でた医育機関として、全国そして国際レベルでの病診・病病連携を強めており、国内屈指の臨床症例を有しています。

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