「残業時間が減った企業ランキング」を発表

オープンワーク

全企業の月間残業時間平均が2013年からの3年間で月11時間の大幅減少が見られたという調査結果を受け、Vorkersに寄せられた現職社員(回答時)による残業時間データを年次で集計し、企業別に平均の推移を調査しました。3年間で15時間以上の減少があった企業を対象にランキングを作成しました。

2016年12月14日

株式会社ヴォーカーズ

<社員クチコミでわかる会社のリアル>

「残業時間が減った企業ランキング」を発表

― 1位は3年で月間残業時間が43時間減!15時間以上減少した企業は? ―

http://vorkers.com/hatarakigai/vol_33

就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」(http://www.vorkers.com/)を運営する株式会社ヴォーカーズ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:増井 慎二郎)は、「残業時間が減った企業ランキング」を発表しました。

働きがい研究所 調査レポート「6万人の社員クチコミによる『平均残業時間推移』」では、2013年からの3年間で全企業平均において月11時間の大幅減少が見られ、業界別に見ても、ほぼ全ての業界で減少傾向があるという調査結果を発表しました。その調査結果を受け、今回の調査レポートでは具体的にどのような企業で大幅に残業時間が減少したのかを調査しました。

Vorkersに寄せられた、現職社員(回答時)による残業時間データを年次で集計し、企業別に平均の推移を調査しました。Vorkersが実数として取得している残業時間は、企業が公式に発表している残業時間ではなく、社員自身が認識している残業時間となるため、サービス残業が含まれた、より実態に即したものとなっています。

【サマリー】

・1位のニッセイ情報テクノロジーは2013年からの3年間で月43時間の残業時間減少

・トップ3(ニッセイ情報テクノロジー、フューチャー、アクセンチュア)はIT企業がランクインし、月30時間以上の減少

※詳細は画像と併せてご確認ください。

■残業時間が減った企業ランキング 

http://vorkers.com/hatarakigai/vol_33

(※数値は2013年と2016年における月間平均残業時間の比較)

1 ニッセイ情報テクノロジー株式会社 -43時間

2 フューチャー株式会社 -37時間

3 アクセンチュア株式会社 -34時間

4 株式会社マイナビ -29時間

5 みずほ証券株式会社 -27時間

6 デロイトトーマツコンサルティング合同会社 -25時間

6 株式会社サイバーエージェント -25時間

6 第一生命ホールディングス株式会社 -25時間

9 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 -23時間

9 損害保険ジャパン日本興亜株式会社 -23時間

11 株式会社ニトリ -22時間

12 ダイハツ工業株式会社 -21時間

13 デル株式会社 -20時間

13 楽天株式会社 -20時間

13 株式会社LIXIL -20時間

13 有限責任監査法人トーマツ -20時間

17 ソフトバンク株式会社 -18時間

17 三井住友海上火災保険株式会社 -18時間

19 京セラ株式会社 -16時間

19 三井住友信託銀行株式会社 -16時間

19 日本イーライリリー株式会社 -16時間

22 株式会社エイチ・アイ・エス(HIS) -15時間

22 大和証券株式会社 -15時間

22 富士フイルム株式会社 -15時間

■社員クチコミから見る、残業時間減少の背景

今回の調査レポートでは、2013年からの3年間で月15時間以上の残業時間減少が見られた企業をランキングにしました。

長時間労働について各企業が改善に取り組んでいる中、ランクイン企業のクチコミを通して見えてきたのは、定時退社日の設定や、帰宅時間の声かけといった「帰りやすい風土作り」と、残業時間管理や条件の設定など、会社側の「管理体制の見直し」でした。

「近年、ワークライフバランスの改善に本格的に取り組んでいる。ノー残業デーの設定、月一回の有給休暇の取得勧奨などが上層部から働きかけられ、具体的な効果が出ている。(専門職、ニッセイ情報テクノロジー)」[2015年5月回答]

「最近は残業60時間超えが3か月連続で続くと経営会議で取り上げられるほど、ワークライフバランスに気を使っている。ひと昔前は100時間、200時間の残業の嵐だったが、今はよっぽどではないかぎり、そこまでの働く事はなくなっている。(コンサルタント、フューチャー)」[2016年1月回答]

「入社直後から1年弱程度は、「残業してなんぼ」の風潮がありましたが、ここ数年でかなり勤務時間などきびしく見るようになってきており、出勤・退勤時間についても自己申告でごまかせないようになってきました。(いわゆるタイムカードのようなものがとられるようになった)ノー残業デーの徹底などで帰りやすい雰囲気は増したが、「今日は深夜残業してでもいいからここまで業務を片付けたい」というような個人での意思で残業したいときなどは、少し窮屈に感じることも。もうちょっと柔軟に対応できるといいなと思います。(原価部門、マイナビ)」[2016年6月回答]

「福利厚生が非常に良く、プライベートとのバランスは取りやすい。証券会社随一と言っても過言ではない。また残業時間も厳しく管理されており、規定を超えてくると、総務、上司に呼び出される事も。サービス残業などは全くなく、業務の効率化をひたすら図る。(営業、みずほ証券)」[2016年11月回答]

「自分次第ではあるが、会社として真剣に環境を改善向上しようとしている。(マネージャ、デロイトトーマツコンサルティング)」[2014年11月回答]

「仕事好きな人間が集まるが、会社側ではあまり働き過ぎないように強制帰宅など管理制度があるため調整できる。採用や人事に力を入れているので、毎年なんらかの新制度はできており、働きやすい環境を作ろうと言う意識は高いため今後も期待できる。(エンジニア、サイバーエージェント)」[2016年11月回答]

「19時半前に職場を出る、残業時間を削減するということに全社的に取り組んでいる。毎年、生産性向上活動がなされ、無駄な仕事の削除など、一定の成果は出ている。そういう意味では仕事とプライベートの時間の切り分けはやりやすいだろう。(課長、第一生命ホールディングス)」[2016年6月回答]

「近年、働き方改革が実施されており、勤務形態や残業規制、有給消化については改善されている。例えば、若手であれば時間管理であるため、働いた分の給与は得ることはできる。また、管理職が家庭のイベントのために、休暇を取るケースも多い。一方で、繁忙期は深夜、休日の出勤は当然存在する。それでも、最低限の法令遵守意識を持ってやってはいる。(エンジニア、伊藤忠テクノソリューションズ)」[2016年9月回答]

「サービス残業はないといいきれるので、バランスはとりやすいです。ただ、残業をさせない風習があるので、勤務時間内で仕事を終わらせれる人間になれというプレッシャーは感じます。(販売担当、ニトリ)」[2014年6月回答]

「年休取得率最低でも 80%以上なので有休は取りやすい。また、月間残業時間45時間以下制限されるため、自分の時間が作りやすい。(生産企画、ダイハツ工業)」[2016年6月回答]

「以前は夜中まで働いていたイメージですが、この点はかなり改善されていると思います。45時間以上働くには上司の申請が必要です。外回りは直行直帰もある程度しているんで、ある程度時間を作るのは楽だと思います。もちろん仕事が立て込んでいる期末やトラブル対応などやるべき時は遅くなりますが、昔とは変わったなというイメージです。(営業、デル)」[2015年8月回答]

「調整しやすくなったと感じる。残業については、以前は慢性的に60時間を超える状況だったが、全社的に45時間以内に抑えようとする施策が浸透しつつあり、現在では毎月40時間以内に収まるほどになった。(エンジニア、ソフトバンク)」[2016年10月回答]

「最近は残業を減らしていくといった雰囲気であり、19:00以降は組合より声かけがある。出社時間に関しても8:00以降にするようにという雰囲気。(事務、三井住友信託銀行)」[2016年6月回答]

「とても調整しやすい。(ワーク・ライフ・バランスは)会社全体で取り組んでいるひとつである。例として土日や平日19時以降のメールなどは禁止などあり。(MR、日本イーライリリー)」[2016年10月回答]

「最近は特に残業が厳しくなっており、閑散期で42時間、繁忙期で78時間以内に収めるように徹底されている。本当かどうかは分からないが、その残業時間を超えてしまう場合、残業の少ない場所へ移動させるという徹底ぶり。(オペレーター、HIS)」[2016年12月回答]

「2016.9月より働き方改革の一環で残業半分を目標に活動中。これもあり過剰なオーバーワークが減ってきてはいる。(研究開発、富士フイルム)」[2016年10月回答]

■データの収集方法

「Vorkers」の会社評価レポートへの回答を通じてデータを収集しています。

会社評価レポートの回答条件は下記の通りです。

・社員として1年以上在籍した企業の情報であること

・500文字以上の自由記述項目と、8つの評価項目に回答いただくこと

・月間残業時間(実数)、有休消化率(実数)についても収集

■対象データ

Vorkersに投稿された回答時現職の社員による残業時間62,666件を対象データとしています。その内、各年10件以上の回答がある112社を対象にランキングを作成しました。(集計期間:2013年1月~2016年11月)

【Vorkers働きがい研究所について】株式会社ヴォーカーズが、働きがいの向上のために、個人・企業・社会などの視点から働きがいについて調査・リサーチを行うためのプロジェクトです。2014年3月よりスタートしました。

【Vorkersについて】

「Vorkers」では、就職・転職の参考情報として、職場環境に対する社員・元社員の評価点やレポートを共有しています。企業の社員・元社員から情報を収集しているWEBサイトとしては、国内最大規模のクチコミ数と評価スコア(300万件超)が蓄積されており、会員数は約133万人(2016年11月時点)となっています。経営者や人事部のフィルターにかかっていない「社員の生の声」を共有することで、企業の実情をオープンにし、就職・転職活動をサポートしたいと考えています。また、ジョブマーケットの透明性を高めることで、「社員を大切にする企業の方が大切にしない企業よりも評価され、誠実なCEOが誠実に会社を経営しやすい雇用環境となること」を目指しています。

〔Vorkersの由来〕

“Voice of Workers”(働く人たちの声)という意味と、“Workers”の“W”を“V”に置き換え、働く人の「自立」という意味が込められています。

【株式会社ヴォーカーズ 会社概要】

商   号:株式会社ヴォーカーズ

代 表 者:代表取締役 増井 慎二郎

本店所在地:東京都渋谷区渋谷3-6-3 渋谷363清水ビル11F

設立年月日:2007年6月

事業内容:就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」(http://www.vorkers.com/))の企画運営

資本金:2000万円

【本件に関するお問合せ先】

担当:恵川、隈元

Email:press@vorkers.com

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

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