「プログラマブル多軸モーションコントローラ」 グローバル一斉発売

オムロン

2016年7月29日

オムロン株式会社

-世界最高レベル*1のモーション制御技術を搭載-

「プログラマブル多軸モーションコントローラ」

グローバル一斉発売

オムロン株式会社(本社: 京都市下京区、代表取締役社長CEO: 山田義仁)は、世界最高レベルの超精密モーション制御技術を搭載した「プログラマブル多軸モーションコントローラ CK3E」3形式と「産業用PCプラットフォーム IPC プログラマブル多軸モーションコントローラ NY51□-A」2形式(以下、「多軸モーションコントローラ」)を2016年8月1日より発売します。

今回発売する2つの「多軸モーションコントローラ」は、オムロンとオムロンの米国子会社デルタ タウ データ システムズ社(以下、DT社)が共同で開発し、DT社が誇る世界最高レベルのモーション制御技術を搭載しています。世界中の生産ラインや設備で標準採用が進むオープンネットワーク「EtherCAT」を搭載し、幅広いファクトリーオーメーション(FA)機器との高速同期制御など、高度な摺合せ制御を実現しました。ユーザー独自のモーションアルゴリズムや軌道計算、位置補正などのモーション制御機能をC言語や本コントローラー専用言語によって自由にプログラミングできる開発環境を提供します。

近年、消費者ニーズの多様化や製品サイクルの短期化に柔軟に対応するため、最先端の精密加工技術やロボット技術を生産現場に導入し、革新的なモノづくりを目指す動きが広がっています。半導体製造装置や各種加工機などの設備メーカー各社においては、革新と優位性を実現するコア技術の作り込みに経営リソースを集中する動きが進んでいます。こうした中、基本的な機能の開発や維持にコストのかかる専用ボードコントローラーの代替として、グローバルでの入手が可能で、長期的な安定供給と品質が保証された汎用コントローラーを活用するニーズが設備メーカー各社で拡大しています。また、ロボット機構を有する製造装置を開発するメーカー各社においても、独自のキネマティクスなどの軌道計算、位置補正に対応できる堅牢性と信頼性を備えた汎用コントローラーに対する期待が新興国を中心に高まっています。オムロンは、ユーザー各社のニーズに応える汎用コントローラーとして、2つの「プログラマブル多軸モーションコントローラ」を提供します。

オムロンは、生産現場における“制御進化” (integrated)、“知能化”(intelligent)、 “人と機械の新たな協調”(interactive)のオートメーションで、モノづくり革新に取り組んでいます。オムロンはILOR+S(インプット、ロジック、アウトプット、ロボット+セーフティ)による高度な摺合せ制御技術とDT社が誇る世界最高レベルのモーション制御技術を融合し、新たな”制御進化“のオートメーションを実現することで、顧客企業各社と共にモノづくり革新に取り組んでまいります。

■プログラマブル多軸モーションコントローラ

「プログラマブル多軸モーションコントローラ CK3E」について

・最小制御周期250μsの高速多軸制御機能とEtherCATマスター機能を搭載した、

   小型汎用モーションコントローラーです。システム構築の自由度が高く、

   各種FA機器とのEtherCATを介した高速同期制御が可能です。

・厚さ28.6mmの小型形状により、制御盤内の小型化・省スペース化や

   小型設備への組み込みが容易です。

【主な仕様】

●商品名称:プログラマブル多軸モーションコントローラ

●形式:形CK3E-1210/形CK3E-1310/形CK3E-1410

●外式(幅 × 高さ × 奥行):170.9 × 130.4 × 28.6mm(W × H × D)

●メモリ: DDR3メモリ:1GB / Flashメモリ:1GB

●外部接続端子:[通信コネクタ]

                        EtherCAT通信用

                       ・RJ45 × 1 (シールド対応)

                        Ethernet通信用

                       ・RJ45 × 1 (シールド対応)                  

                       [電源入力端子]

                         ユニット電源供給用 × 1

                       [USBポート]

                         外部メモリ接続用 USB3.0 host × 1 A タイプ

●モーション制御

 最大制御軸数:8軸/16軸/32軸

 通信周期:250μs~

 制御方式:EtherCAT通信による制御コマンド発行

「産業用PCプラットフォームIPC

 プログラマブル多軸モーションコントローラNY51□-A」について

・最大128軸の高速多軸制御とWindows OSによる情報化対応を両立した産業用PCです。

 情報処理などの 多様なアプリケーションとユーザー独自のモーション制御

 (モーションアルゴリズム、キネマティクスなどの軌道計算、位置補正など)の

 同時実行を実現します。

・PLCと同じFA基準の耐環境性能を有し、独自のハイパーバイザー機能

  *2で突発的なOSの異常発生時にもマシン制御を継続する安定した動作環境を提供します。

【主な仕様】

●商品名称:IPC プログラマブル多軸モーションコントローラ

●タイプ:産業用ボックスPC

●形式:NY51□-A

●オペレーティングシステム:Windows Embedded Standard 7 - 32 ビット版

              Windows Embedded Standard 7 - 64 ビット版

●機能モジュール:Programmable Multi Axis Controller

●モーション制御軸数:128

●CPUタイプ:Intel(R)Core(TM)i7-4700EQ Processor 第4世代CPU、

   アクティブ冷却用ファンユニット付き

●メインメモリ(ECC非対応) :8GB

●ストレージ:SSD、SDメモリカード

●画面サイズ:-

●内蔵ポート:Ethernet

       EtherCAT

       USB 2.0/3.0

●インタフェースオプション:RS-232C

●拡張スロット:PCIeスロット×1

*1 DT社のコントローラーでは、モーション性能16.6μs/1軸、50μs/8軸

  (2016年6月現在 当社調べ)

*2 ハードウェアリソースを各OSへ適切に振り分け、相互干渉を防ぐソフトウェア。

       Windows側の異常発生時にも制御側を保護し、動作を継続します。

EtherCAT(R)は、ドイツBeckhoff Automation GmbHによりライセンスされた特許取得済み技術であり登録商標です。Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。Intel、インテル、Intel Core、インテル Coreは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationの商標です。その他、記載されている会社名と製品名などにつきましては、各社の登録商標または商標です。本カタログで使用している製品写真や図にはイメージ画像が含まれており、実物とは異なる場合があります。

<オムロン株式会社について>

オムロン株式会社は、独自のセンシング&コントロール技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電子部品、車載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など多岐に渡る事業を展開しています。1933年に創業したオムロンは、いまでは全世界で約38,000名の社員を擁し、110を超える国や地域で商品・サービスを提供しています。制御機器事業では、モノづくりを革新するオートメーション技術や製品群、顧客サポートの提供を通じ、豊かな社会づくりに貢献しています。詳細については、http://www.omron.co.jp/ をご参照ください。

■事業に関するお問い合わせ先

オムロン株式会社 

インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー

商品事業本部 コントローラ事業部  

TEL: 075-344-7173

■一般のお客様からのお問い合わせ先

  弊社担当営業にお問い合わせください。

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プレスリリース添付画像

CK3E /NY51□-A

プログラマブル多軸モーションコントローラ

IPC プログラマブル多軸モーションコントローラ

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