「社会に生かす文化学―京都産業大学の学生が『城南流鏑馬』との地域連携で京都の歴史と文化を学ぶ」

京都産業大学

“流鏑馬発祥の地”平安遷都の際に京都の南に創建された城南宮において5月28日「城南流鏑馬」が行われ、京都産業大学 文化学部京都文化学科 小林一彦ゼミの学生20名が準備や運営に参加しました。

2016年5月31日

「社会に生かす文化学―京都産業大学の学生が『城南流鏑馬』との地域連携で京都の歴史と文化を学ぶ」

“流鏑馬発祥の地”平安遷都の際に京都の南に創建された城南宮において5月28日「城南流鏑馬」が行われ、京都産業大学 文化学部京都文化学科 小林一彦ゼミの学生20名が準備や運営に参加しました。

「城南流鏑馬」は1221年(承久の乱)以降途絶えていましたが、2005年、倭式騎馬會の奉納によって800年ぶりに復活した行事です。3年ぶりの開催となる貴重な機会にゼミの地域連携で参加した学生たちは、開催前に鳥羽 重宏 宮司の講義により城南宮の歴史・流鏑馬の由来を学び、現地の下見やミーティングを重ね、当日は早朝から準備を手伝うとともに任務にあたる心得を学び、本番では矢が命中するたびに沸き起こる歓声の中に全員が毅然として役割に務めました。

ゼミの3年生12名は平安時代の装束(白丁姿等)を纏い、烏帽子を被り、的換えや的中を合図する采幣を振る役(「的立役」「采幣役」「矢拾役」「介添役」)として、2年生8名は警備・誘導の役として奉仕をしました。また、京都文化学科の教授3名が王朝の狩衣姿で鳥羽宮司と並ぶ所役(執事日記約・吉澤 健吉、祐筆人・下出 祐太郎、幣振り・小林 一彦)として奉仕しました。

京都文化学科における地域連携の取り組みは、こうした京都の伝統行事や宗教神事の運営・参加のほか、職人の工房・地場産業における現地実習、また社寺、遺跡などへの実地踏査など様々にありますが、京都の歴史と文化を学び、運営する一員として地域社会の多様な人々と関わることで、文化への理解とともに地域社会の活性化に向けた新たな視点を獲得しています。学生たちが前のめりになり、進んで積極的に学ぶアクティブ・ラーニングを通じて、企画力や協調性、調整力、責任感、課題を発見して問題解決をはかる能力、また何より集団で物事を運営し実現するチームワーク力など、社会で役に立つ即戦力を身につける学問を実践しています。

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プレスリリース添付画像

城南流鏑馬、二ノ的に矢が命中する様子

続く三ノ的でも矢を射止め、観客がどよめいた

京都産業大学の学生が務めた「的立役」「采幣役」「矢拾役」「介添役」の様子

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