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2016年1月26日

BIOAG ALLIANCE、トウモロコシの収量向上に向けた 新しい微生物ソリューションを開発

2016年1月26日

日本モンサント株式会社

BIOAG ALLIANCE、トウモロコシの収量向上に向けた新しい
微生物ソリューションを開発

モンサント社とノボザイムズ(Novozymes)社の共同研究による
米国内のほ場試験に進捗、2017年にトウモロコシ用種子処理微生物製剤の
発売を計画

デンマーク・コペンハーゲンおよびセントルイス(2016年1月6日)ー 自然界に存在する微生物を利用して作物の収量向上を目指すモンサント社とノボザイムズ社の提携関係である「BioAg Alliance」は、本日、2015年のほ場試験プログラムの結果を発表しました。結果に掲載されているトウモロコシ用の種子処理微生物製剤については、米国内のほ場試験で1エーカーあたり平均4ブッシェルの収量の増加がありました。この製品は土壌中にみられる真菌をもとにしており、両社の研究者は、この微生物の能力や寿命を損なうことなくトウモロコシの種子にコーティングする方法を開発しました。この新しいソリューションは2017年に米国での発売が計画されています。

モンサントのグローバル微生物製品担当副社長であるBrad Griffithは、「BioAg Allianceの主眼は、土壌微生物ソリューションによって既存の農耕地から得られる収穫高を向上する方法を見つけることにあります」としたうえで、「この取り組みは、需要を満たしながら土壌システムを保全するという点で、生産者にとって非常に意義の大きいものです。私たちの画期的な提携関係から、生産者の利益になりうる土壌微生物の候補について、新たな知見が得られつつあります。トウモロコシ種子処理微生物製剤に関する事業は、共同研究の成果の好例です」と述べています。

世界最大の微生物研究プログラム
微生物を利用したソリューションは、細菌や真菌など様々な微生物に由来しています。BioAg Allianceは、すでに2つのタイプの微生物製剤を市場に出しています。ひとつは植物の養分摂取を助ける種子処理用の微生物製剤で、もうひとつは植物を害虫や病気から守る駆除用の微生物製剤です。これらの製品は播種前の種子への使用、生育中の作物への使用、畝間の土壌への使用が可能です。モンサント社とノボザイムズ社は、トウモロコシやダイズなど大規模栽培による作物にとどまらず、果物・野菜などにも使用できるとしています。微生物製剤は作物の収量を増やし、農薬や肥料を補う、あるいはこれらに代わる製品となることが期待されています。

BioAg Allianceは現在、現行製品の次世代にあたる製品を開発するため、世界最大規模の微生物研究プログラムを実施しています。2015年には米国内の50カ所以上の50万の試験区で、2,000以上の菌株について試験を行いました。両社は、米国のほ場試験プログラムの結果では、最も優秀な新しい微生物の例として、トウモロコシで1エーカーあたり平均4~5ブッシェル、ダイズで平均1.5ブッシェルの収量の増加があったと述べています。

BioAg Allianceは、2016年も米国内での広範囲なほ場において、様々な環境下で数千株の試験を継続する予定です。

ノボザイムズ社のBioAg研究担当副社長であるThomas Schaferは、「私たちは農業における微生物革命を目撃することになると信じています」としたうえで、「今、世界は、使用する資源を減らしつつ耕作可能な土地からより多くの作物を生産する必要に迫られています。微生物、そして微生物と植物との共生関係を知れば知るほど、これらが問題解決にいかに重要であるかの認識は強まるばかりです」と述べています。

現在、BioAg Allianceの製品は6,500万エーカーの農地で使用されていますが、モンサントとノボザイムズの両社は2025年までに全世界の2.5億~5億エーカーで製品が使用されると想定しています。

微生物製品の農業市場は18億ドルと推定されている一方、従来の肥料と農薬の市場は併せて2,400億ドル規模とみられています。

2015年のほ場試験結果は、モンサントの年次パイプライン最新情報の中でも発表されています。より詳しい情報は、www.monsanto.com/pipelineをご覧ください。

補足情報
圃場(ほ場)試験とは?
農業のほ場試験は、様々な品種の作物や農薬・肥料等を現実的な条件下、または意図する実際の環境下で栽培・使用して収量を比較することを目的に行われます。こうした試験によって新製品の性能の評価に利用される情報が得られるため、農業で使用される製品開発の重要な一部となっています。
ほ場試験は、少数の植物のスクリーニングや選抜などを行う野外試験を始め、複数の段階を踏んで行われます。小規模な試験の結果は、より大規模なほ場試験で試験する植物をさらにスクリーニング・選抜するために使われることが一般的です。

種子処理微生物製剤とは?
種子処理微生物製剤は細菌や真菌といった微生物で、土壌や植物に添加されて好ましい効果をもたらす製品です。種子処理微生物製剤は、たとえば、空気中の窒素を固定したり無機の土壌リン酸を分解したりして養分を植物に吸収しやすくし、養分の取り込みを改善する働きがあります。

BioAg Allianceについて
2013年12月に初めて発表されたBioAg Allianceは、Novozymesのもつ微生物の発見、開発、生産における事業活動能力と、モンサント社のもつ微生物の発見、先進生物学、農場試験、販売能力とを結び付ける、業界でもユニークなものです。その結果、総合的な発見、開発、および販売の提携関係が生まれ、世界の農業生産者が持続可能な方法で、より少ない投資でより多くの作物を生産するという目標を支援し、そのことが農業、消費者、環境、そして社会全体の利益となることを目指しています。

モンサント・カンパニーは、人口が増え続ける世界の人々に必要な食料を供給するために役立つ広範囲なソリューションを提供することに取り組んでいます。弊社は、果物や野菜からトウモロコシ、ダイズやワタといった主要穀物まで、農業生産者が十分な量の栄養のある食料を生産するのに役立つ様々な種子を生産しています。弊社は、農業生産者が天然資源を保全し、農業を改善するためのデータを用い、水や他の重要な資源をより効率的に使用し、そして作物を害虫や病気から守るために役立つ持続可能な農業ソリューションを提供するため尽力しています。プログラムやパートナーシップを通じ、弊社は農業生産者、研究者、非営利団体、大学など、世界的な課題に取り組む人々と協力し合っています。モンサント・カンパニーや弊社の取り組み、および問題解決のため献身的に取り組んでいる20,000人を超える従業員についての詳細は、discover.monsanto.comおよびmonsanto.comをご覧ください。ツイッターのwww.twitter.com/MonsantoCoやブログのwww.monsantoblog.comのBeyond the Rows(R)、或いは弊社のNews Release RSS Feedを購読されますと、さらに詳細な情報をご覧いただけます。


Novozymes(ノボザイムズ社)について
Novozymesは、バイオソリューションで世界をリードしています。顧客、パートナー、および国際社会と協力し、地球資源を保護し、より良い暮らしを目指しながら業界の実績改善を図っています。酵素と微生物技術における世界最大の提供企業として、Novozymesのバイオイノベーションは、農業収穫量の向上、低温洗浄、エネルギー効率のよい生産、再生可能燃料、その他の今と未来の私たちに不可欠な多くの便益を実現します。私たちはこれをRethink Tomorrowと呼んでいます。www.novozymes.com

モンサント・カンパニーからのプレスリリース全文は以下からご覧いただけます(英文)
http://news.monsanto.com/press-release/products/bioag-alliance-targets-250-500-million-acres-2025

日本モンサント株式会社の取り組みや事業についての詳細は、こちらをご覧ください。
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この件に関するお問い合わせ先
日本モンサント株式会社
E-mail: bio.info@monsanto.com