ルノー・日産アライアンスとダイムラー、2015年に協力関係強化を加速

AsiaNet 60092

*本件は、ドイツ現地時間9月16日（水）12:15（日本時間同日19:15）に発表したプレスリリースの参考和訳です。

2015年9月16日

ルノー・日産アライアンスとダイムラー、2015年に協力関係強化を加速

・共同プロジェクトは三大陸をまたぐ13のプロジェクトへ拡大

・2015年は、メキシコの共同生産工場の着工やピックアップトラックの協業拡大など、重要なマイルストーンを達成

・フランクフルトモーターショーにて初公開となるインフィニティ「Q30」は今年後半に生産を開始

・新型「スマート　フォーツー」、「スマート　フォーフォー」のEVモデルはルノー製のモーターを搭載

ルノー・日産アライアンスとダイムラーAGの両CEOは16日、フランクフルトモーターショーに合わせて行われた今年の記者会見で、戦略的協力関係の開始から6年目を迎えた今年、両社間のパートナーシップを加速・強化していることを発表しました。

http://photos.prnewswire.com/prnh/20140130/666713-a

ルノー・日産アライアンスのCEO兼会長のカルロス ゴーンは両社のパートナーシップを、「業界で最も生産性の高い協業のひとつである」と指摘し、「この協業により、商品投入に要する時間が短縮され、両社は紛れもなく戦略的優位性を享受しています。今後も、更なる共同プロジェクトの拡大によって、この協業が発展し続けていくことを期待しています」とコメントしました。

ダイムラー取締役会長兼メルセデス・ベンツ・カーズ会長のディーター ツェッチェもこれに同意し、「2010年に協業を開始して以来、両社の共同プロジェクトは世界中のお客さまへの価値を創造してきました。今年は全く新しいプロジェクトを二件発表し、コラボレーションをさらに深めました。引き続き、双方に有益なプロジェクトには互いに協力して取り組んでいきます」とコメントしました。

2015年の主なプロジェクトは以下の通りです。

・メキシコ・アグアスカリエンテスにて共同組立工場の建設に着工:

日産とダイムラーは先日、10億USドル（約1,210億円）を投資するアグアスカリエンテス新工場の建設に着工した。新工場では、2017年よりインフィニティ向け次世代プレミアムコンパクトカーを、2018年にはメルセデス・ベンツ向け車両の生産を予定している。日産とダイムラーは車両の共同開発も行う。新工場は2020年までに年間23万台以上の生産を見込んでいる。次世代プレミアムコンパクトカーは欧州や中国でも生産される予定。この共同組立工場はアグアスカリエンテスの日産工場の隣接地に建設される。

・メルセデス・ベンツ向け1トンピックアップトラックの開発:

ダイムラーと日産は本年4月、メルセデス・ベンツのピックアップセグメント参入に向けて車両の共同開発を発表した。新型ピックアップトラックは、日産の新型「NP300」のアーキテクチャーの一部を共有するが、欧州、オーストラリア、南アフリカ、中南米のお客さまのニーズに対応できるよう、設計およびデザインはダイムラーが行う。この車両はメルセデス・ベンツが持つすべての特徴と装備を有することになる。同車は、日産「NP300」およびルノーの1トントラックと共に、中南米向けに、アルゼンチン・コルドバにあるルノーの工場内に設けた専用ラインで、日産が生産する予定。この3ブランドのトラックは、スペインの日産バルセロナ工場でも生産される。メルセデス・ベンツトラックの生産は、この2つの工場で2020年までに開始する予定。

・インフィニティ「Q30」発表:　

プレミアムアクティブコンパクト「Q30」はダイムラーのコンパクトカーアーキテクチャーのコンポーネントを共有しているが、お客さまのニーズに応えるため、インフィニティがゼロから設計・デザインしたものである。同車はフランクフルトモーターショーにて初公開された。生産は本年後半に英国にある日産のサンダーランド工場で開始する予定。

・新型「スマート　フォーツー」、「スマート　フォーフォー」のEVモデル登場:　

新型シティカー「スマート　フォーツー」、「スマート　フォーフォー」の発売から約一年。両モデルとルノー「トゥインゴ」はダイムラーとアライアンスの共同プラットフォームをもとに開発された初の車両である。同3車種に対するお客さまの反応は非常に好意的である。両社が発表した通り、「スマート　フォーツー」と「スマート　フォーフォー」のEVモデルは2016年後半に発売予定。両モデルは、ルノー「ZOE」にも採用されている、フランス・クレオンにあるルノーの工場で生産された電動モーターを搭載する予定。同車が搭載するバッテリーは、ドイツ・カーメンツにあるダイムラーの子会社Deutsche(ドイチェ) ACCUmotive(アキュモーティブ)社が生産する。

2010年4月に、ダイムラーとルノー・日産アライアンスが協業を開始した当初は、主に欧州地域における3つのプロジェクトに限られていましたが、現在は、欧州に加え、アジアや北米地域を含む13のプロジェクトへと拡大しています。

ルノー・日産アライアンスとダイムラーの共同プロジェクト一覧は、添付資料をご参照ください：

*為替は便宜上、直近の為替レートである1US ドル=121円としました。

以　上

（日本語リリース：クライアント提供）

Cooperation of Daimler and Renault-Nissan Alliance Accelerates, Strengthens in 2015

PR61826

FRANKFURT, Germany, Sept. 16 /PRN=KYODO JBN/ --

    - Original project portfolio has more than quadrupled to 13 projects on

three continents

    - Significant 2015 milestones include groundbreaking of joint assembly

plant in Mexico, expansion of cooperation portfolio into pickup trucks

    - Infiniti Q30 production starts later this year; car on display at

Frankfurt International Motor Show

    - EV versions of new smart fortwo and forfour to be powered by Renault

electric motors

    The partnership between the Renault-Nissan Alliance and Daimler AG

accelerated and strengthened as it entered its sixth year in 2015, the

companies' leaders said today in their annual media update during the Frankfurt

International Motor Show.

    (Logo: http://photos.prnewswire.com/prnh/20140130/666713-a )

    Carlos Ghosn, Chairman and CEO of the Alliance, described the partnership

as "one of the most productive in the auto industry."

    "It has accelerated the time-to-market for vehicle launches and has been an

obvious strategic advantage for each partner," Ghosn said. "We look forward to

its continued growth, with more joint projects in the future."

    Dieter Zetsche, Chairman of the Board of Management of Daimler and Head of

Mercedes-Benz Cars, agreed.

    "Since the start of our cooperation in 2010, our joint projects have

created value for our customers worldwide," Zetsche said. "This year we further

deepened the collaboration and announced two completely new projects. We

cooperate when it is mutually beneficial. And that is the way we will keep it."

    Major milestones so far in 2015 include:

    - Groundbreaking of a jointly owned assembly plant in Aguascalientes,

Mexico: Nissan and Daimler recently broke ground on the U.S. $1 billion

Aguascalientes plant, which will produce next-generation premium compact

vehicles for Infiniti from 2017, and Mercedes-Benz starting in 2018. Nissan and

Daimler will co-develop the vehicles. The plant is expected to produce more

than 230,000 cars a year by 2020. They will also be produced at other Daimler

and Nissan plants in Europe and China. The joint assembly plant is located next

to the Nissan plant in Aguascalientes.

    - Development of a 1-ton pickup truck for Mercedes-Benz : Earlier this

year, Daimler and Nissan announced development of the first Mercedes-Benz entry

into the pickup segment. The new pickup will share some of its architecture

with the all-new Nissan NP300, but will be engineered and designed by Daimler

to meet the specific needs of its customers in Europe, Australia, South Africa

and Latin America.

    Full release available here:

http://www.media.blog.alliance-renault-nissan.com/news/5561

    Contacts:

    Jorg Howe, Daimler AG

    Phone: +49-711-17-41341

    Email: joerg.howe@daimler.com

    Mia Nielsen, Renault-Nissan Alliance

    Phone: +33-(0)6-10-83-31-33

    Email: mia.nielsen@renault-nissan.com

SOURCE: Renault-Nissan Alliance