【酒飲み1000人に聞く酒飲みのミカタ】「2015梅酒作りのトレンド」

酒文化研究所

6月は梅酒作りのシーズンです。青梅の出荷にあわせて酒売り場では果実酒作りの焼酎などでにぎわいます。人気の理由は、飲むためだけではなく作って楽しいこと。マニアはベースに使う酒や漬ける果実でもオリジナリティを追及している姿がうかがえます。

2015.5.21

株式会社酒文化研究所

【酒飲み1000人に聞く酒飲みのミカタ】酒飲みからみた2015梅酒作りのトレンド

2015梅酒作りのトレンド

 酒飲み1000人に聞く「酒飲みのミカタ」。今回のテーマは「果実酒作り」です。老若男女を問わずに人気の高い梅酒。近年は新製品も続々と登場して話題を集めていますが、もともとは家庭で作るものが中心でした。母親や祖母が作る梅酒の梅玉を子供の頃に食べたという思い出をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

梅酒作りに欠かせない青梅が購入できるのはほぼ6月だけなので、この時期の酒売り場は梅酒作りのための35%焼酎でにぎわいます。

さて酒飲みのみなさんはどんな気持ちで果実酒を作っているのでしょうか。(回答者は、毎日お酒を飲むという酒のヘビーユーザーが8割の弊社『さけ通信』の読者モニターです)

  果実酒を作ったことがある人は65%

 まずはじめに、果実酒作りの経験を聞いてみました。酒のヘビーユーザーが必ずしも梅酒を作るというわけでもないのですが、回答者の65%は経験ありと答えていました。また作ったことのある人の内約半分は去年か一昨年にも作ったと答えていました(図表①)。次に作ったことのある人(116人)全員にどのような果実酒を作っているかを聞いてみました。最も多かったのは「シンプルな梅酒」で80%、「梅以外を使った果実酒」も34%の人が経験していました。一方でベースの酒でアレンジした方も同じ程度いました。「ラムやブランデーなど焼酎以外の酒で作った」38%、「粕取や黒糖など本格焼酎を使った」も34%です。市販されているものとは一味違う梅酒を作りたいという気持ちの表れではないでしょうか。

  果実酒を作りはホビーとして受け入れられている

 さて、果実酒はいざ作るとなると容器・材料を揃え、時間をかけるという手間が発生します。単に梅酒が飲みたいのであれば買った方が断然お得です。そこで、果実酒作りが好きだという方に、果実酒を作る本当の理由を聞いてみました。すると、一番多い理由は、「作ること自体が楽しいから」の67%でした。以下、「自分好みの味の酒が作れるから」43%、「自分がほしい果実の酒は市販していないから」17%、となりました。果実酒を飲むことよりもそのプロセス自体を楽しんでいるという意外な結果でした。

 お寄せいただいたコメントからいくつかご紹介しましょう。「漬け込む作業も楽しかったが、じっくりねかせてさらにまろやかになるのを待つのも楽しみ」(60代男性)「はじめはホワイトリカーで作っていましたが、4年前からウィスキーも使い始めました。「コク」があるように思います。昨年はジンとホワイトラムも作ってみました」(50代男性)「「10年以上たつと、一段と美味しくなるので我慢して溜めています。」(60代男性)などの意見が果実酒を作る具体的な理由として上がっています。

  フルーツブランデーの飲用経験率も1割を超えた

 さて、カットしたフルーツをブランデーに短期間浸すだけで飲めるフルーツブランデーを作る飲食店も、ここ数年でかなり増えてきました。こちらもお店独自のカラーを出せるので人気が高く、「飲んだことがありますか」と尋ねたところ飲用経験者が12%と1割を超えました。飲食店のオリジナルドリンクとしては果実酒よりもお手軽に作れるので、これからも増えてきそうです。

■調査概要

調査時期 2015年5月14日(木)~5月17日(日)

調査対象 酒文化研究所の酒好きモニター(N:1463)

有効回答 177(回答率12%)

調査方法 インターネットにより自記入式アンケート

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