理学部亀田研究室の学生たちが「はやぶさ2」に搭載されるカメラの開発に協力

立教大学理学部の亀田真吾准教授と研究室の学部学生、大学院学生が、12月3日(水)に打ち上げられる小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載されるカメラの開発に協力しました。

2014年12月2日

立教大学

理学部亀田研究室の学生たちが

「はやぶさ2」に搭載されるカメラの開発に協力

立教大学理学部の亀田真吾准教授と研究室の学部学生、大学院学生が、12月3日(水)に打ち上げられる小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載されるカメラの開発に協力しました。

「はやぶさ2」は、C型小惑星「1999 JU3」を探査し、サンプルを持ち帰ることを目的としています。亀田准教授と学生らが開発に携わった「光学航法カメラ」は、含水鉱物や有機物の分布を観測するものです。また、「はやぶさ2」が小惑星に到着し、着陸するためのナビゲーションの役割を担っています。

亀田研究室は、2011年12月に「はやぶさ2」プロジェクトに参加。2012年1月から光学航法カメラの性能試験を開始し、検討・実験を重ねてきました。その結果、学生の貢献により部品の設計を変更することで迷光を低減させ、性能を大幅に向上することを明らかにしました。2014年3月から4月にはJAXA相模原キャンパスで最終性能試験が行われ、そこでは同研究室の学生を中心に開発した試験用装置が使われました。今回収集されたデータは、小惑星を撮影した画像データの解析のために必須のものとなります。

「1999JU3」には、構成物質に含水鉱物や有機物が含まれていると考えられています。「はやぶさ2」では光学航法カメラの分光観測によって小惑星上の含水鉱物分布を捉え、他機器によって得られる情報から着地点を決定し、試料を採取する予定です。地球の水の起源や生命の原材料となった有機物の起源を探り、生命誕生の謎に迫ることを目指しています。

「はやぶさ2」は、12月3日(水)に打ち上げられ、2018年に小惑星に到着。そして2020年末に地球に帰還する予定です。

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プレスリリース添付画像

「はやぶさ2」に搭載された光学航法カメラ(提供:JAXA)

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