英国のモバイル・エージェンシー「フェッチ社」の株式80%取得で合意

電通

株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は本日付で、英国のモバイル・エージェンシー「Fetch Media Limited」の株式80%の取得と、今後段階的にシェアを拡大して完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意しました。

2014年11月6日

株式会社電通

英国のモバイル・エージェンシー「フェッチ社」の株式80%取得で合意

株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:石井 直、資本金:746億981万円)の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は本日付で、急成長するモバイル広告市場における成長を加速するため、英国のモバイル・エージェンシー「Fetch Media Limited」(本社:ロンドン市、以下「フェッチ社」)の株式80%の取得と、今後段階的にシェアを拡大して完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意しました。

2009年に設立されたフェッチ社は、モバイル領域におけるフルサービスを提供するグローバルエージェンシーで、特にモバイルメディアを活用した広告の企画立案と広告枠の買い付けにおける専門性が高く評価されています。現在、英国に加え、米国、ドイツ、香港にサービス拠点を置いてビジネスを行っていますが、今後も拠点を拡充していく予定です。

世界的にモバイル領域の市場は急成長しており、フェッチ社も高成長企業として注目され、過去3年連続でモバイル・エンターテインメント賞のBest Marketing Agencyに選ばれるなど、業界を代表する数々の賞を受賞しています。また、創業者の一人であるJames Connelly(ジェームズ・コネリー)は、業界紙などからモバイル業界において最も影響力のある人物の一人として評価されています。

買収完了後、フェッチ社は、マス媒体やデジタルメディア、OOHやクリエーティブなどの領域を専門とする当社グループのグローバルネットワーク・ブランド各社との協業を推進していきます。

米国の調査会社eMarketerの予測によると、2014年の世界のモバイル広告費は前年比84.7%増の327.1億ドル(約3兆5,300 億円)に達すると見込んでいます。デジタル広告の今後の成長の鍵はモバイル広告であるとし、世界のデジタル広告費全体に占める割合も2014年の23.3%から、2018年には50.9%に拡大すると予測しています。

なお、本件が当社の平成27年3月期の連結業績に与える影響は軽微です。

【フェッチ社の概要】

社  名  : Fetch Media Limited(フェッチ社)

本社所在地 : 英国・ロンドン市

設  立  : 2009年11月

株主構成  : 電通イージス・ネットワーク 80%(取得後)

        フェッチ社経営陣 20%(譲渡後)

売上総利益  : 4,800,000ポンド(約8.3億円)(2013年12月期)

代 表 者  : James Connelly(CEO)、Greg Rimmer(COO)

従業員数  : 96名

事業内容  : モバイルメディアを活用した広告ビジネス

以 上

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