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2014年9月2日

~トレンド予測レポート~どこよりも早い2015年トレンド分析を「SOCIAL GIRLS LAB.」が発表。

2014年9月

SOCIAL GIRLS LAB.

~トレンド予測レポート~
2015年は「次の時代」の幕開けの年になる!?
「3G消費」「カムバック90‘S」…
どこよりも早い2015年トレンド分析を「SOCIAL GIRLS LAB.」が発表。

トレンダーズ株式会社が運営する女性ソーシャル研究所「SOCIAL GIRLS LAB.」(東京都渋谷区)では、このたび、2015年度のトレンド予測レポートを発表します。

SOCIAL GIRLS LAB.では、2015年は「次の時代」の幕開けの年になると考えています。大きな節目として、2015年は終戦70周年を迎えます。それは言い換えれば、現在の祖父母世代にあたる55歳~65歳が戦後生まれになるということで、それにより若い世代との価値観の差が縮まると予測しています。また一方では、東京オリンピックの開催を2020年に控え、大会の方向性が発表されるのも2015年とされています。東京オリンピック開催に向けてのこの5年間の指針は、東京だけでなく日本全体の価値観・消費行動の変動に大きく影響すると想定されます。それらを複合的に考えると、2015年は「次の時代」の幕開けの年になります。この動きが各分野のトレンドにどのように影響し、どうトレンドが動くか予測しました。

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1.消費トレンド
消費の中心は「親子三世代」!「3G(スリージェネレーション)消費」が加速

2.ファッショントレンド
2015年ファッションは「カムバック90‘S」!?ギャルアイテム再流行するも、マイルド化

3.食トレンド
アメリカンスイーツブーム終焉!?フォトジェニックな「台湾スイーツ」がアツい

4.SNSトレンド
手のひらで日常生活が完結する!エッジのたった「オンデマンドモバイルサービス」が続々登場

5.娯楽トレンド
人気の老舗サービスの閉館・廃止…名残惜しさから生まれる「さよなら駆け込み需要」

1.消費トレンド
■消費の中心は「親子三世代」!「3G(スリージェネレーション)消費」が加速
 2014年現在、日本での70歳以上(戦中・戦前生まれ)は2250万人。それに対し、60~69歳(戦後生まれ)は2640万人になり、今後ますます祖父母世代においても、「戦後生まれ」が増えていくことが想定されます。そして、祖父母・親・孫の三世代間での価値観の差が縮まると予測されます。また昨今の「絆」「つながり」への注目の高まりもあり、家族を大切にする傾向が加速すると考えています。そこで注目したいのが、祖父母・親・孫の三世代で楽しめる消費です。SOCIAL GIRLS LAB.ではそれを「3G消費」と呼ぶことにしました。「3G消費」のターゲットとして想定されるのは、三世代が一つの家に同居ではないものの、精神的または距離的につながりが強い家族像が浮かび上がります。祖父母世代は第一線から退きつつも、老後をアクティブに楽しみ、親世代の子育てにも協力してきた関係で、孫への出費に対しても比較的に寛容。親世代は共働き夫婦の増加により、家事や育児などを実家に頼る傾向が増え、なるべく親と近い距離に自分たちの生活圏を設定する傾向が強まる。孫世代においては、反抗期などを迎えずに成長する傾向が比較的強く、人同士のつながりを重要視する人が多いといえます。このような要因から、2015年は「3G消費」に注目したいと考えています。三世代で楽しめるような買い物施設・レジャー施設へのニーズが高まり、そして祖父母から親・孫へ、親・孫から祖父母へといったような贈与消費も期待できるでしょう。それにより、「3G消費」に関連付けた新商品・サービスのリリースやキャンペーンの実施が盛り上がりをみせる年になるのではないでしょうか。

2. ファッショントレンド
■2015年ファッションは「カムバック90‘S」?!ギャルアイテムが再流行するも、マイルド化
 2015年のファッショントレンドは、「大胆な柄」と「ボリューム感」がキーワードになっていくと予測しています。その象徴になりそうだとSOCIAL GIRLS LAB.が考えているのが、「ハイビスカス柄」や「ルーズソックス」のような90年代に流行したギャルアイテムです。90年代には、渋谷を中心にギャルカルチャーが席巻しました。そこでアイコン的存在だったアイテムが約20年経った2015年に復活すると予測しています。ただ、90年代のアイテムがそのままのトーンで復活するわけではなく、“今の世相にあわせた形”に進化を遂げ、女性の間で再流行すると考えています。現在のトレンドと90年代を比較すると、現在のほうが「清潔感」や「マイルド」に比重を置くようになっており、90年代のギャルアイテムの代表格である「ハイビスカス柄」や「ルーズソックス」も2015年では形を変え、主張しすぎず他アイテムとも馴染むような形で取り入れられるでしょう。前述の「消費トレンド」でも注目したとおり、2015年からは祖父母・親世代と「反抗・反発」するのではなく、「協調」路線に移行していくことになり、エッジがたったアイテムよりも多くの人に共感を得られるようなアイテムが求められるようになるのではないでしょうか。

3. 食トレンド
■アメリカンスイーツブーム終焉!?フォトジェニックな「台湾スイーツ」がアツい
2010年ごろから、女性に大人気のパンケーキ。その後、フレンチトーストやカップケーキなどがトレンドとなり、アメリカンスイーツが女性を虜にし、一通りトレンドとなりました。スイーツ自体の美味しさもさることながら、そのヒットの要因として考えられるのが、スイーツの持つ見た目の「フォトジェニックさ」と女性たちの間で一般化した「SNSでの共有」です。大前提として女性は周囲に共感してもらうことを重要視する傾向があり、SNSへの投稿もただ、日々の記録として投稿するという訳ではなく、周囲の友人に共感してもらいたいという欲求が含まれているのです。よって2015年も見た目がフォトジェニックなスイーツに注目が集まり、そのシーンがSNSで共有されることでさらに相乗効果的に広まっていくことが、今後予測されます。
そのなかでも特に、今後注目したいのが、台湾スイーツです。Twitterでは昨年4-6月と2014年の同時期を比較して、「台湾×スイーツ」というワードの出現数が7.1倍と増えています。もともと台湾に対しては好意的な感情を持つ人が多い上に、旅行しやすさから一部の感度が高い人たちの間では人気が高かったのですが、SNSによって「台湾スイーツ」がピックアップされ、広がっていくのではないでしょうか。また、タピオカミルクティーで有名な春水堂、「元カレ」というユニークな名前のカキ氷が人気のマンゴーチャチャなど、こぞって台湾スイーツ名店が日本でオープンしているのも追い風になると考えています。台湾スイーツはヘルシーなメニューが多く、それも女性心理を掴んでいくでしょう。

4. SNSトレンド
■手のひらで日常生活が完結する!エッジのたった「オンデマンドモバイルサービス」が続々登場
スマートフォンの利用が急増している中、同様にスマートフォンを利用したサービスも多く登場しています。その中でも2015年、さらに注目されると考えているのは、「いつでもどこでも」を実現する「オンデマンドモバイルサービス」。これは、スマートフォンがあることで、必要な時に必要なモノやサービスを手に入れることができるサービスのこと。その代表として言われているサービスが、予約不要でスマートフォンから簡単にハイヤー配車ができる「Uber」。Uberをもじり、「Uberification 」(いわゆる「Uber化」)という言葉も出てきていることからも、如何に注目されているかがわかります。海外では、無料の買い物代行アプリ「WunWun」やヘルシーなディナーとランチを配達する「Sprig」が既に利用されており、また日本でも2014年には、スマートフォンで注文してから20分以内に弁当が届く「bento.jp」やクラウド家事代行サービスの「CaSy」などのサービスが開始され、非常に話題になりました。この流れから考えても、2015年は、ターゲットや利用シーンを絞った形で、消費者のニーズをピンポイントに掴んだニッチでエッジの立ったオンデマンドモバイルサービスが次々とリリースされると予測しています。そしてさらなるスマートフォンの利用率の上昇と、モバイル決済へのハードルの低下、そしてSNS上での体験者のクチコミによる後押しがきっかけとなり、オンデマンドモバイルサービスを体験し、使うことが日常化する人が増えるだろうと考えています。

5. 娯楽トレンド
■人気の老舗サービスの閉館・廃止…名残惜しさから生まれる「さよなら駆け込み需要」
 2015年には有名な施設・サービスなどの閉館・廃止が相次ぎます。例えば、老舗ホテルの「ホテルオークラ東京」が2015年8月末に本館を閉館し、2020年のオリンピックに向けて改修工事に入ります。他にも、人気の高かった上野-札幌間を結ぶブルートレイン「北斗星」が2015年3月末に廃止を発表しており、半世紀以上の歴史に幕を閉じることとなります。そこで予測されるのが、閉館や廃止を惜しむかのように施設・サービスに人が集まる「さよなら駆け込み需要」です。特に若い頃、その施設やサービスを利用していたり、憧れていたりした大人の層が、閉館・廃止を前に若い頃に利用したあの体験をもう一度思い出したいと、こぞって利用することが想定されます。そして、あまり馴染みのなかった世代を連れて、祖父母・親・孫の三世代で利用(「3G(スリージェネレーション)消費」)されることで、閉館・廃止を機に忘れられるのではなく、次の世代へ引き継がれる良いきっかけになることも期待されます。オリンピック開催に向けての改修やリニューアルを控える施設も、2015年以降のこれからさらに増えてきます。このような変化からも2015年は「次の時代」の幕開けの年と言えるでしょう。