「樹状細胞の活性化処理方法」に関する特許が韓国と中国で成立

メディネット

2014年7月29日

株式会社メディネット

「樹状細胞の活性化処理方法」に関する特許が韓国と中国で成立

 株式会社メディネットは、樹状細胞(DC:Dendritic Cell)を用いてCTL(細胞傷害性T細胞)(※1)の誘導を高める処理方法に関して、既に欧州11カ国、オーストラリア、日本および米国で特許が成立しております(※2)が 、この度、韓国と中国においても特許が成立いたしましたので、お知らせします。これにより当社は、当該特許技術に関して、欧米地域およびアジア地域における主要マーケット国での事業独占権を獲得できたこととなります。

 樹状細胞ワクチン療法は、樹状細胞が効率よくCTLを誘導することで、抗腫瘍効果(がん細胞を死滅させる効果)を期待する治療です。しかし実際の治療においては、様々な身体状況にある患者自身の細胞を用いるため、培養する樹状細胞を十分に機能強化し、活性化させることが非常に難しいとされています。

 この課題を克服するためにメディネットは、今回特許が成立した「樹状細胞の活性化処理方法」と「ビスホスホネート製剤で処理した樹状細胞」(国際公開番号:WO2006/006638)を新たに開発し、これらの技術を用いることで、従来の方法に比べ、CTLの誘導を最大で100倍に向上させることを可能としました。また、これらの技術は当社がサービス・技術を提供する医療機関で活用されています。

 樹状細胞ワクチンに係る当社プラットフォーム技術を権利化できたことは、今後、韓国や中国をはじめ、欧州地域およびアジア地域の主要マーケット国にある企業等と共同で、細胞医療製品の開発や製造販売する際には大きく寄与するものと考えています。

【特許情報】

発明の名称:Method for activation treatment of antigen-presenting cell

権利者:株式会社メディネット

対象国:韓国、中国

(※1)CTL

CTL とはCytotoxic T Lymphocyte(細胞傷害性Tリンパ球)の略。T リンパ球の一種で宿主にとって異物になる細胞(がん細胞・ウイルス感染細胞・移植細胞など)を認識して殺傷する。

(※2)2012年8月17日リリースhttp://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1000631 

「抗腫瘍効果を高める「樹状細胞の活性化処理方法」に関する特許が欧州11カ国で成立」

2012年10月31日リリースhttp://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1012725 

「抗腫瘍効果を高める「樹状細胞の活性化処理方法」に関する特許が豪州で成立」

2013年7月22日http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1077131 

「抗腫瘍効果を高める「樹状細胞の活性化処理方法」に関する特許が日本で成立」

2013年12月24日リリースhttp://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1114079 

「樹状細胞の活性化処理方法」に関する特許が米国で成立

以上

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