血圧分析サービス「メディカルリンク」に夜間血圧管理機能を追加

2014年5月15日

オムロン ヘルスケア株式会社

血圧分析サービス「メディカルリンク」に夜間血圧管理機能を追加

夜間血圧測定機能付きのオムロン上腕血圧計

HEM-7252G-HPも同時発売

- 5月29日スタート-

オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:宮田 喜一郎)は、血圧分析サービス「メディカルリンク」に夜間血圧対応をスタートします。

あわせて、夜間血圧測定機能付きの上腕式血圧計「HEM-7252G-HP」を5月29日から販売開始します。

販売は、当社の医療機器販売会社であるオムロン コーリン株式会社(本社所在地:東京都文京区、代表取締役社長:小林 洋)を通じて行います。

高血圧治療には、家庭での血圧測定が欠かせません。今年4月に改訂された日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン」(JSH2014)では、家庭血圧と診察室血圧に差がある場合は家庭血圧を優先するとされ、家庭血圧の重要性がますます高まっています。

血圧は、通常朝は低く、日中動き出すと上昇し、睡眠中は落ち着くというのが一般的ですが、朝の血圧が高い早朝高血圧や睡眠中も血圧が高い夜間高血圧の患者は、心血管リスクが高く、中でも、夜間高血圧によって心血管死亡リスクは2.35倍にもなります。

また、夜間血圧は昼間の血圧よりも病態や予後と強く関係することが知られており、重要な血圧管理指標です。

一般に、夜間血圧は24時間自由行動下血圧モニタ(ABPM)で測定されます。

これは、携帯型の血圧計を24時間装着し、30分間隔などで測定・記録し続けるものです。しかし、患者の身体的・精神的負担が大きく、日々の生活習慣の影響を受けて再現性が低いなどの課題があり(JSH2014)、広く普及するには至っていません。

一方、夜間測定機能付き家庭血圧計は、一晩の測定回数は少なく抑えながら複数の晩に測定でき、日中に装着する必要もないことから、ABPMより再現性が高く、より正確に病態を反映することが分かっています。

そこで、このたび血圧分析サービス「メディカルリンク」に夜間血圧管理機能を追加します。

あわせて、夜間血圧測定機能付き上腕血圧計HEM-7252Gを発売します。

メディカルリンクは、ICTを応用した血圧分析サービスで、家庭血圧データが測定の都度、自動的にメディカルリンクのサーバーに送られ、家庭血圧の推移や朝晩の差を分かりやすく医師のパソコンに表示し、学会ガイドラインに沿った高血圧治療をサポートします。

 

メディカルリンク管理画面上で、夜間血圧測定の時刻や就寝何時間後といった測定タイミングを医師が設定し、患者に貸出します。患者は、自宅で就寝時に血圧計の腕帯を腕に巻き、「夜間測定」スイッチを押すと、測定タイミングに従って自動的に血圧が測定され、測定データは自動的にサーバーに送信されます。医師はデータをリアルタイムにモニタリングでき、それに応じて、患者に貸出し中でも測定タイミングを随時変更することができます。

睡眠を妨げないよう、血圧計には静音構造を採用。さらに、体から少し離れた場所に血圧計を置くことができるようにロングチューブを採用したので、睡眠中に本体が邪魔になりません。 

【主な特徴】

1.医師の設定したタイミングで夜間血圧を測定し、グラフで夜間血圧の詳細が分かるメディカルリンク夜間血圧測定機能

メディカルリンク管理画面から、夜間の測定時間や就寝後何時間といった測定タイミングを医師が設定。患者は、就寝時に血圧計の腕帯を腕に巻き、「夜間測定」スイッチを押すと、設定されたタイミングで自動的に血圧測定を開始し、測定データは自動的にサーバーに送信されます。データは、朝や晩、夜間の血圧の詳細をグラフで簡単に確認することができます。

○夜間血圧測定設定機能

以下の3種の測定モードのいずれか、およびその組み合わせで設定できます。

1)一定間隔測定:10分、15分、30分、60分より選択可能

2)指定時刻測定:1時間単位で時間設定(午前2時と午前4時など)

3)経過時間測定:夜間測定スイッチを押してから30分単位で選択可能。

○分析グラフの事例

※添付画像参照

2.就寝を妨げない静音設計の通信機能付きメディカルリンク対応の夜間血圧計

睡眠を妨げないよう、静音構造を採用。さらに、体から少し離れた場所に血圧計を置く

ことができるようにロングチューブを採用したので、睡眠中に本体が邪魔になりません。 

■本体メーカー希望小売価格:24,000円(税別)

*メディカルリンクシステム利用料12,000円(税別/1年)とセットでの提供

■主な仕様:

・販売名/オムロン 上腕式血圧計 HEM-7252G-HP

・医療機器承認番号/226AABZX00038000

・一般的名称/医用電子血圧計

・医療機器のクラス分類/管理医療機器

・特定保守管理医療機器/該当

・外形寸法/幅124×高さ88×奥行き165mm

・本体質量/約470g(電池含まず)

・対象腕周/17~42cm

・電源/専用ACアダプタ(AC100V)、単3形アルカリ乾電池4個

・通信方式/W-CDMA(FOMA*)

・付属品/腕帯、お試し用乾電池(単3形アルカリ乾電池4個)、専用ACアダプタ、収納ソフトケース、取扱説明書(EMC技術資料、品質保証書付き)、医療機器添付文書

*FOMAは株式会社NTTドコモの登録商標です。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

上腕血圧計HEM-7252G-HP

分析グラフの事例

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