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2014年3月20日

Facebookで目にする“SNSリア充”調査

2014/3/20

トレンド総研

83%が遭遇経験あり、“リア充投稿”No.1のSNSは「Facebook」要注意!6割以上が「友人の“リア充投稿”にイラっとした経験」リアルの3割増し!?“SNSリア充”たちの盛られる“リア充度”

生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研(東京都渋谷区、URL:http://www.trendsoken.com/)では、これまでにSNS(ソーシャルネットワークサービス)に関するレポートをいくつか紹介してきました。


・ 「ネット人格」に関する調査(2013年4月19日実施)
  URL:http://www.trendsoken.com/report/pc/219/

・ 「SNS の炎上」に関するに調査(2013年3月29日実施)
  URL:http://www.trendsoken.com/report/pc/216/

・ 「SNS 体裁問題」に関する調査(2013年3月6日実施)
  URL:http://www.trendsoken.com/report/pc/182/

・ 「SNS と恋愛」に関する調査(2013年3月6日実施)
  URL:http://www.trendsoken.com/report/pc/397/


今回は、SNSの中でも特にFacebookに注目し、“SNSリア充”に関する調査を行いました。

SNSでは、タイムラインに流れてくる投稿から、友人たちの日常生活を垣間見ることがあります。こうした中で、自身よりも素敵な、キラキラした投稿を目にして、羨ましくなったことはありませんか。トレンド総研では、こうしたキラキラした日常生活の様子を伝えるSNSへの投稿を“リア充投稿”と定義。さらに、“リア充投稿”をたびたび繰り返す人を“SNSリア充”と定義しました。

本レポートでは、“リア充投稿”や“SNSリア充”について行った調査の結果を報告いたします。本調査では、SNS別の“リア充投稿”の出現率や、Facebookでよく見かける“SNSリア充”の実態を探ります。


[調査概要]
調査名:“SNSリア充 ”に関する調査
調査対象:20代~30代の独身の男女300名 (性別・年代別に均等割り付け)
※Facebookのアクティブユーザー(1週間に1度以上の頻度で投稿)
調査期間:2014年3月7日(金)~2014年3月10日(月)
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社


1. イラっとする“リア充投稿”の実態に迫る

◆ 8割以上が遭遇経験あり! “リア充投稿”出現率No.1のSNSは「Facebook」

はじめに、“リア充投稿”を目にすることが多いSNSサービスについて調べました。「最も“リア充投稿”が多いと思うSNSサービスは何ですか?」と聞いたところ、1位になったのは「Facebook」。49%の人が選び、2位「LINE」(16%)、3位「Twitter」(9%)を大きく離して、圧倒的な結果となりました。Facebookは、実名制を重視したSNSサービスです。実際の人間関係をもとにしたSNSサービスとも言えます。周囲の人に見られることを意識して、自身のポジティブな部分を前面に押し出した投稿が増える傾向にあるのかもしれません。

実際に、「Facebook上で、友人の“リア充投稿”を見たことがありますか?」という質問に対して、「ある」と答えた人は83%。 Facebookユーザーの8割以上が“リア充投稿”を目にした経験があることが分かりました。

そこで、実際にFacebookで見たことがある“リア充投稿”について、その具体的な内容をたずねると、代表的なところでは以下のような回答が挙げられました。

・デートで高いお店にチェックインしている投稿。(東京都・27歳男性)
・海外に行って、現地の人と仲良くやっている写真や投稿。(京都府・30歳男性)
・学生時代の友達との旅行やイベントの投稿や沢山の友達に誕生日を祝ってもらっている投稿。(大阪府・29歳女性)

高級なもの、旅行やイベント、交際相手や友達と過ごしている様子がわかる投稿、特に、その様子を伝える写真が、内容は、“リア充”と思われる傾向にあるようです。Facebookのインタフェースは写真が大きく表示されます。また、イベントの連絡を通知できるのも特長です。こうしたSNSサービスの仕様も、Facebookに“リア充投稿”が多い理由と言えるでしょう。


◆ 「しあわせ自慢」、「いいね!狙い」… 62%が「“リア充投稿”でイラっとした経験あり」

このようにFacebookユーザーの大半が見かけたことがあるという“リア充投稿”ですが、見ている人には、どのような影響を与えているのでしょうか。「友人の“リア充投稿”に、思わずイラっとしたことはありますか?」とたずねると、“リア充投稿”を見かけたことがある人の75%が「ある」と回答。全体の62%にあたる人が、Facebook上の“リア充投稿”にイラっとした経験があることが分かりました。【グラフ3】 目にする側の人にとっては、“リア充投稿”はあまり快く思われていないようです。

それでは、こうした“リア充投稿”の中でも、特に周りの人の不快感を与ええるのは、どういった投稿なのでしょうか。「最もイラっとした“リア充投稿”」を自由回答形式で答えてもらいました。すると、より不快感の大きい“リア充投稿”は、以下のようなものであることが分かりました。

・「彼氏とのラブラブ写真」&「幸せですエピソードばかりをひたすら投稿」。(34才女性・滋賀県)
・「意識の高さをアピールするもの」や「いい子ぶっているような投稿」など。
 「いいね!」を狙っているのが見え見えの投稿。(22歳女性・埼玉県)
・自分は友達が多いとアピールするように、飲み会などの写真を過剰アップロード。(25歳女性・大阪府)

これらの回答から、“リア充投稿”の中でも特に注意すべき内容があることが分かりました。まず、アピールや自慢を感じさせるような内容はNGです。また、「いいね!」を獲得するためのわざとらしい投稿も、避けるべきでしょう。その他には、「頻繁な自撮り写真(画像処理で加工されている)の投稿。(28歳男性・京都府)」など自己愛が強いもの。「いい鞄や高級品がちらっと一緒に写った写真。(29歳女性・大阪府)」、「絶対彼氏といるのに、自分だけの写真を載せている。(22歳女性・佐賀県)」など、不自然さを感じさせるような投稿にも気をつけなければなりません。

一方で、“リア充投稿”が不快感を与えるポイントは、その内容だけではないようです。その1つの要素、頻度。やはり、「頻繁に“リア充投稿”をする」、あるいは、「普通の投稿がないのに“リア充投稿”ばかりする」といったやり方は、特に、周囲の人に不快感を与えていることが分かります。また、「自分が参加できなかったイベントなどが楽しそうに載っていたとき。(32歳女性・東京都)」といったように、自身の投稿が思わぬ形で周囲の人に受け取られてしまうということもあるようです。

周囲の人に不快感を与えずにSNSを利用するためには、十二分に気を配らなければなりません。


2. Facebookに溢れる“SNSリア充”、その実態に迫る

◆ キラキラしがちなFacebookへの投稿、タイムラインは“リア充度”3割増し!

“リア充投稿”が見た人に与える影響について、明らかになったところで、“リア充投稿”をする人、“SNSリア充”についても、その意識・実態を探ります。

前段では、周囲の人たちの“リア充投稿”に厳しい声があがりましたが、自分たちでは、どのようなSNS投稿をしているのでしょうか。

「Facebookに投稿するシーン」を複数回答形式で答えてもらったところ、最も多かった回答は「面白い・楽しい出来事があったとき」(53%)。次点には、41%が選んだ「イベントに参加するとき」と「友達と一緒にいるとき」が並びます。上位には、ポジティブなシーンばかりが続く結果となったと言えそうです。いつもより嬉しかった、楽しかった、面白かった、そんな気分の高まるシーンで、ちょっとした非日常の一コマを切り取って投稿する、それが一般的なFacebookユーザーたちの実態と言えるかもしれません。

しかし、こうした投稿が続くと、よりキラキラしたシーンばかりがFacebookのタイムライン上に並ぶようになります。実際に、「自身のFacebookへの投稿を振り返ってみて、実際の日常生活よりも“リア充度”はどの程度上がっていると思いますか?」と聞いたところ、「上がっていない」と答えた人は、わずか14%にとどまります。 残りの86%の人たちは、Facebookへの投稿の方が、日常生活よりもリア充度が上がっているという認識があるようです。

また、このFacebookへの投稿の“リア充度”が、実際の日常生活よりどの程度上がっているかの自己採点については、その平均値は「31.3%」。平均的な人であっても、Facebookへの投稿は、実際の日常生活よりも3割ほど“リア充度”が盛られていることになります。こうした実態も、Facebookに多数見られる“リア充投稿”の一因のように見受けられます。

Facebookを見ていて、“SNSリア充”の多さにウンザリしたことがある人は多いでしょう。しかし、今回の調査の結果から分かるように、意図せずFacebook上の投稿の“リア充度”が盛られてしまっているという人も、少なからずいるようです。あなたが見た“SNSリア充”が、本当の意味で“リア充”なのかは分かりません。見る側に寛容な心が求められるのが、“リア充投稿”のようです。