~「ネットバンキング犯罪」急増中。あなたの預金を守るためセキュリティ対策を始めましよう~

全銀協

ネットバンキングのパスワードなどを盗み取り、口座から勝手に預金を引き出すという悪質な犯罪が増えています。一般社団法人全国銀行協会では、被害に遭わないように、「セキュリティ対策ソフトを使おう」「ワンタイムパスワードを使おう」「パスワードは慎重に入力しよう」の3つの対策を取ることが大切と訴えています。

2014年(平成26年)3月19日

一般社団法人全国銀行協会

~「ネットバンキング犯罪」急増中。あなたの預金を守るためセキュリティ対策を始めましよう~

3つの対策「セキュリティ対策ソフトを使おう」

「ワンタイムパスワードを使おう」「パスワードは慎重に入力しよう」

ネットバンキングのパスワードなどを盗み取り、口座から勝手に預金を引き出すという悪質な犯罪が急増しています。その被害金額は年々増加し、平成25年には過去最大の約14億円にのぼりました。全国銀行協会と警察庁、金融庁では、被害に遭わないように、犯罪の主な手口をしっかり学んで、セキュリティ対策を取ることが大切と訴えています。

「全国銀行協会インターネット・バンキング犯罪防止啓発特設Webサイト

http://www.zenginkyo.or.jp/ib_hanzai/index.htmlへ」または、「詳しくは各銀行のホームページへ」

<狙われているのは〔ネットバンキング利用者のパスワード〕!>

まずは犯罪の主な手口をご紹介します。

〔手口の例①〕ウイルス感染を使った手口

●ネットバンキング利用者のパソコンをウイルスに感染させることにより、ネットバンキングの利用時に、銀行を装ったニセの画面を表示させ、利用者に乱数表や合言葉などのパスワード情報を入力させ盗み取ります。犯人は利用者から盗み取ったパスワード情報を使って口座から預金を引き出します。

●ネットバンキング利用者のパソコンをウイルスに感染させることにより、犯人は利用者宛に送信されたメールを盗み見ることができます。銀行からの受信メールにパスワード情報が記載されていた場合、犯人はそのパスワード情報を使って利用者の口座から預金を引き出します。

〔手口の例②〕フィッシングサイトを使った手口

銀行を装ったニセのメールを送るなどして、巧みにニセのホームページ(フィッシングサイト)へと誘導し、ネットバンキング利用者に乱数表や合言葉などのパスワード情報を入力させ盗み取ります。犯人は利用者から盗み取ったパスワード情報を使って口座から預金を引き出します。

<今すぐできる!セキュリティ対策を始めよう>

預金を守る3つの対策をご紹介します。

(1)「セキュリティ対策ソフトを使おう」

自分だけは大丈夫、その思い込みは危険です。パソコンや携帯機器にはセキュリティ対策ソフトを入れることはもちろん、大切なのはつねに最新の状態にしておくこと。OSやウェブブラウザなどの各種ソフトもあわせて最新の状態にしておくことで、防犯効果がより高まります。

(2)「ワンタイムパスワードを使おう」

ウイルスやフィッシング対策にはワンタイムパスワードが効果的です。ワンタイムパスワードなど、銀行が導入・推奨しているセキュリティ対策を積極的に利用することで、犯人に預金を引き出されるリスクは抑えられます。また、万が一、ウイルスに感染した場合にも被害を最小限度に抑えることができるように、払戻しなどの限度額を必要な範囲内でできるだけ低く設定しましょう。

※ワンタイムパスワードとは?

一度限り有効な「使い捨て」パスワードのこと。一度限りのパスワードなので犯人に盗み取られても預金を引き出されるリスクは低くなります。ただし、パスワード情報を受け取るパソコンが、ウイルスに感染していれば、届いたパスワード情報を犯人に盗み見られる可能性があります。そのため、例えば、携帯電話など、取引に利用するパソコンなどとは異なる機器でのみ閲覧できるメールのアドレスを、パスワード情報の受信アドレスとして登録することを強くおすすめします。

(3)「パスワードは慎重に入力しよう」

銀行ホームページで、ニセのメールやニセの画面の具体例をチェックしましょう。ニセのメールやニセの画面に注意することはもちろんですが、銀行からIDやパスワードなどといった大切な情報をメールで照会することはありません。不審なメールが届いた場合は安易にリンク先にアクセスしたり、添付ファイルを開いたりせず、まずは銀行に問い合わせましょう。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

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