重症ドライアイに対するRU-101点眼液の第1/2相臨床試験のステージ2症例登録開始のお知らせ

創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ(JASDAQ:4573)は、開発中の重症ドライアイに対する遺伝子組換え人血清アルブミン(RU-101)点眼液の第1相/第2相臨床試験のステージ1を完了し、ステージ2の症例登録を開始しました。

平成25年11月6日

株式会社アールテック・ウエノ

(JASDAQ・コード4573)

重症ドライアイに対する遺伝子組換え人血清アルブミン( RU-101)点眼液の米国における第1相/第2相臨床試験のステージ1の完了およびステージ2の症例登録開始のお知らせ

 株式会社アールテック・ウエノ(JASDAQ:4573)が開発を進めております重症ドライアイに対する遺伝子組換え人血清アルブミン(開発コード RU-101(注))点眼液(以下、RU-101点眼液)の第1相/第2相臨床試験(以下、本試験)のステージ1を完了し、ステージ2の症例登録を開始しましたのでお知らせいたします。

 現在、当社では有効な点眼治療法が確立していない重症ドライアイ患者様を対象として、RU-101点眼液の開発を進めております。

 本試験は2つのステージから構成されており、ステージ1では、重症ドライアイ患者様を対象として、どこまでRU-101点眼液の濃度を上げられるかを確かめるため、プラセボ(薬剤を含まないもの)を対照として安全性を中心に評価します。ステージ2では、ステージ1で安全性が確認された最高濃度のRU-101点眼液を12週間点眼し、プラセボを対照として安全性と有効性を評価します。現在は、ステージ1で安全性が確認されたため、ステージ2の症例登録を開始しております。

 眼科専門医である当社代表取締役社長の眞島行彦は次のように述べております。

 「この度、米国においてRU-101点眼液の第1相/第2相臨床試験が順調に進んでいることを大変嬉しく思います。今後、多くの眼科医や患者様をはじめとする皆様方のご協力を得ながら、迅速に第2相前期臨床試験前期に相当するステージ2を進めるとともに、本剤を必要とされているドライアイ患者様のために早期の承認取得を目指してまいります。」

(注)RU-101について

RU-101は血清中の成分であるアルブミンに着目し、ドライアイなどの角膜上皮障害への治療のための点眼薬の開発を目的とするプロジェクトです。ドライアイは、涙液層や眼表面の障害を特徴とする慢性で多因性の眼疾患であり、当社では、結膜上皮細胞を用いた実験において、血清アルブミンが、涙液成分の一つであるムチンの産生を増強することを確認し、アルブミンによるドライアイ治療に関する知的財産権も所有しております。

アールテック・ウエノについて

株式会社アールテック・ウエノは1989年9月、医薬品の研究開発、製造販売を目的に設立された創薬ベンチャー企業です。医師でもある眞島社長のもと、「Physician-Oriented New Drug Innovation」(臨床医による新薬開発)をテーマとし、これまで有効な治療薬のない眼科・皮膚科疾患をターゲットに新薬の開発を行っております。

当社は、「医師の目線で医薬品開発・販売を行う分野特化型(眼科・皮膚科)のグローバルな医薬品会社」を目指しており、国が推奨および支援するアンメット・メディカル・ニーズ(未だ満たされていない医療ニーズ)対応や希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)、アンチエイジング領域(生活改善薬)の新薬の開発を進めております。

2013年2月7日、フジサンケイ ビジネスアイ(日本工業新聞社)が主催する第8回日本バイオベンチャー大賞「審査員特別賞」を受賞しました(2013年2月8日お知らせ)。

                                          以 上

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