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2013年5月23日

服用中止中の“脳梗塞予備群”に警鐘~健康寿命を損なう心房細動患者のコンプライアンス低下~

2013年5月23日

健康日本21推進フォーラム

服用中止中の“脳梗塞予備群”に警鐘
~健康寿命を損なう心房細動患者のコンプライアンス低下~

健康日本21推進フォーラム(事務局:東京都中央区、理事長:高久史麿・東京大学名誉教授)は、5月25日(土)~31日(金)までの脳卒中週間を前に、脳梗塞発症リスクの高い心房細動の患者さんのコンプライアンス(服薬遵守)の実態について調査を行いました。
 
 2013年4月にスタートした「健康日本21」第2次は国民の健康寿命の延伸を目的に、循環器病分野では「脳梗塞や心筋梗塞などの脳血管疾患・虚血性心疾患の死亡率の減少」を目標の一つに掲げ、生活習慣改善や降圧薬服用等のコンプライアンス向上を推進しています。特に、高血圧等のリスクを抱える人が脳血管疾患を予防するには、医師の指示を守って薬を正しく服用するコンプライアンスに加え、みずから治療に前向きに取り組むアドヒアランスが重要です。
 今回、脳梗塞のなかでも重症化しやすく、健康寿命を損なう原因となる心原性脳塞栓症に注目し、公益社団法人日本脳卒中協会監修のもと、心房細動の患者さんのコンプライアンス状況を把握すべく、レセプトデータの分析を行ったところ、抗凝固薬の服用を中止している患者さんが年間約33,000人にのぼっていることが明らかになりました。
 そこで次に、抗凝固薬の服用中止者と服用継続者を対象にインターネット調査を行った結果、中止者の多くが薬に満足しておらず、抗凝固薬の新たな選択肢を知ることで通院を再開する可能性が示唆されました。

調査結果の主なトピックスは以下のとおりです。

・抗凝固薬服用中止者の2人に1人が薬に不満
・服用中止者の8割強が脳梗塞発症の危険性を軽視
・服用中止者と継続者で家族の介護負担への意識に大きな開き
・中止者、継続者ともに半数近くが抗凝固薬の選択肢が増えたことを知らない
・中止者の9割以上が新たな抗凝固薬の選択肢を知れば、医師に相談する意向

【監修 :公益社団法人日本脳卒中協会】
【調査協力:株式会社日本医療データセンター】

詳細は下記URLよりPDF資料をご参照ください。
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201305222001/