◎国際アルツハイマー病会議で研究の新たな進展報告

アルツハイマー病協会

◎国際アルツハイマー病会議で研究の新たな進展報告

AsiaNet 50046

共同JBN 0944 (2012.7.19)

◎国際アルツハイマー病会議で研究の新たな進展報告

【バンクーバー(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)2012年7月18日PRN=共同JBN】バンクーバーで7月14-19日に開かれた2012年国際アルツハイマー病会議AAIC=登録商標= 2012)で報告された新たな研究は原因、リスク要因、発見、診断、治療、予防を含むアルツハイマー病と認知症の研究の諸側面をカバーしている。

国際アルツハイマー病会議は最新のアルツハイマー病、認知症研究について報告、討議を行う重要な年次フォーラムである。2012年会議には世界各地から4000人以上の有力な専門家、研究者が集まり、約2500の科学的報告が行われた。

アルツハイマー協会(Alzheimer’s Association、登録商標)のウィリアム・シース最高医療・科学責任者は「国際アルツハイマー病会議でのよいニュースは、アルツハイマー病のより早期の発見、認知症のリスク要因についてのより大きな知識、よりよい治療、予防法に向けてわれわれが前進しているということである。アルツハイマー病がもはや死刑宣告ではなく、管理可能、治療可能、治癒可能、予防可能な病気となる未来をつくり出すために、これらの前進は不可欠である」と語っている。

アルツハイマー病、認知症ケアの世界的なコストの急上昇、この病気にかかる患者の数の急増、患者のいる家族が出会う困難、これらすべてがこの問題を解決するための有意義で、積極的、野心的な努力を求めている。

シース氏は「緊急性は明白である。世紀の半ばまでに米国だけでアルツハイマー病患者ケアのコストは1兆ドル以上になる。これは健康管理システム、家族、連邦、国家予算に対する巨大で持続不可能な圧力になる。アルツハイマー病に対する米国の初めての国家計画は5月に明らかにされたが、これは敏速、効果的に実行されなければならない。アルツハイマー病の研究、教育、拡大、共同体サポートのために現在、1億ドル以上の追加支出が必要だ」と述べている。

ことし8月と9月にアルツハイマー協会は全国の共同体でタウンホール・ミーティングを開催する。このイベントはどのように全国アルツハイマー計画を実行すればよいのかについて見解を共有する機会をひとびとに提供する。詳しい情報はhttp://www.alz.org/planへ。

▽アルツハイマー治療法についての新たな情報

IVIGは2つの臨床試験の延長段階で3年間にわたりアルツハイマー病を安定させた

静脈注入用免疫グロブリン(IVIG/ガンマガード、バクスター)によるアルツハイマー病の症状の長期間(3年間)安定に関する初めてのリポートがAAIC 2012で報告された。IVIGはアルツハイマー病の免疫療法として研究されている。当初の第2相研究の参加患者は6カ月間の治療を受けた後、12カ月間のオープンラベルの延長期間に数種類の投与量がテストされた。参加患者は続いて18カ月の追加期間に単一の標準化投与量(2週間ごとに0.4mg/kg)による追加的なIVIG治療を受けた。36カ月間にわたって標準化投与量の治療を受けた研究参加患者は結果が最もよく(n=4)、3年のエンドポイントでいくつかの標準的な認識、記憶、日常機能、気分の測定法で減退がなかった。少人数の参加患者は所見の信頼性が限定されていて、結果はじれったい状態だった。第3相試験は進行中であり、IVIG治療の効果についてのより決定的なデータが近く得られるだろう。

近づく予防試験

AAIC 2012の「アルツハイマー病予防のための協力:症状出現前治療試験全体の共通問題」というタイトルの特別研究セッションで、近く始まる予定か、現在計画段階の3つの新たなアルツハイマー病予防試験についての新しい情報が与えられた。

そのうち2つの研究-「アルツハイマー病予防構想」と「優性的に受け継がれるアルツハイマー病のネットワーク」が行うもの-は若年発症の遺伝性アルツハイマー病にかかっている家族について行われる。「アルツハイマー病共同研究」が提案している第3の研究は「無症候性アルツハイマー病(A4)の抗アミロイド治療法」試験として知られている。A4科学者は、記憶力や思考能力は正常だが特殊な画像染料を使ったPETスキャンで脳にアルツハイマー病の病変があることが示される70歳以上の参加者を研究する・

シース氏は「改善された画像技術と更新された診断ガイドラインによって、いまでは症状出現前(または病状出現前)アルツハイマー病として知られるものと一致する脳の初期病変を発見できる。病気のこの段階のひとびとは発症を遅らせ、認識減退の進行を遅らせるための予防試験にとって理想的な患者層である。これらの研究は現在、近い将来のアルツハイマー病治療法試験のなかで最もエキサイティングなものである」と語っている。

第2相試験で対症薬が認識面の効果示す

軽度から中度のアルツハイマー病患者409人を対象にした選択的、部分的なアルファ7ニコチン・アゴニストであるEVP-6124(エンビボ・ファーマシューティカルズ)の6カ月の第2b相試験は、2つの確立された記憶、言語、注目などの認識能力測定法で、統計的に意義のある利点を示した。EVP-6124は治験段階の対症薬で、現在、FDA、EMAが承認しているアルツハイマー病薬とは異なる作用メカニズムを持つ。アルファ7ニコチン・アゴニストは正常な脳、記憶機能に不可欠なアセチルコリンの効果を増大する。

アルツハイマー病の早期兆候とリスク要因

人生後期の飲酒、暴飲(Binge drinking)と認識減退

軽度から中度のアルコール飲用は一般的に幾分かの健康上の利点があるとみなされている。しかし、バンクーバーでのAAIC 2012 で報告された2つの研究は、人生後半期の中程度のアルコール飲用、人生のより早い時期の重度の飲用、人生後半期の飲酒への移行、人生後半期の「暴飲」は認識減退のリスクを増大させることを示唆している。

1つの研究で研究者は65歳以上の女性1300人以上を20年間追跡調査した。現在と過去のアルコール飲用の頻度を研究の最初、中間、後期段階で測定した。参加者は認識悪化と認知症について調査された。その結果、次のようなことが発見された。

*研究の開始時より過去の方が多く飲んでいたと報告した女性は認識減退が起こるリスクが30%増加した。

*ベースライン、または中間点で中程度の飲酒者の認識減退のリスクは非飲酒者と同程度だった。しかし、研究の後期段階で中程度の飲酒者は認識減退になるリスクが約60%高かった。

*研究の期間中に非飲酒者から飲酒者に変わった女性は認識減退のリスクが200%増加した。

暴飲はアルコール飲用の1つのパターンで、ほかの時は重度飲酒者ではないのに、一度にいくつかのアルコールを飲むことである。「Health and Retiment Study(健康と引退の研究)」の65歳以上の参加者5000人以上から得たデータの分析では、月1回以上の暴飲を報告したのは男性の8.3%、女性の1.5%だった。月2回以上の暴飲を報告したのは男性の4.3%、女性の0.5%だった。少なくとも月2回の暴飲を報告した人は認識機能と記憶が最大の減退をする可能性が2倍以上だった。

研究者によると、医師などの健康管理専門家は高齢患者がどのくらい飲むのか、飲酒パターンの変化があるのかどうかを慎重に調べるべきである。

運動の臨床試験

AAIC 2012 で報告された4つの研究が、認識面は健康な高齢層と、正常な加齢で想定される認識減退とよりはっきりした認知症による減退の中間段階である軽度認識減退(MCI)のあるひとびとで、メンタル機能の改善と、認識減退、認知症のリスク軽減を促進することに目標を定めた運動訓練の能力につい述べている。MCIは典型的な年齢による変化より大きな記憶、言語、思考、判断についての問題に関係している。

6カ月、12カ月の無作為の比較臨床試験についてのこれらの報告は、多様な認識能力、脳の構造、うつ病や睡眠の質のような認識減退のリスク要因について、異なるタイプの運動-レジスタンス・トレーニング(総合筋力トレーニング)、エアロビック・トレーニング、バランスストレッチ・トレーニング-の有益な効果を説明している。

これらの新たな研究は、どのようなタイプの身体活動が最も効果的か、どの程度の量が必要か、どのくらいの期間が必要か正確に明示し始めている。特に、これまでの研究がエアロビック活動、なかでもウォーキングと認識面の健康との前向きの関係を示してきた部分で、これらの報告はレジスタンス・トレーニングが特に高齢層にとって価値があるものとして目立ってきたことを示唆している。定期的な身体活動は健康的な加齢にとって不可欠であることは一般に受け入れられている。それは認識減退、認知症の発症を遅らせ、予防する戦略でもあることが証明されそうである。

歩き方の変化

歩くペースが遅くなったり、歩幅の変化が大きくなったりなどの足取りの乱れは

*AAIC 2012 で報告された新たな調査研究によると、認識機能の減退を示すものかもしれない。一般に、科学者たちは認識減退が進行するにつれて歩き方がゆっくりし、気まぐれになることを知っている。

*スイスでの1つの研究は健康な認識から重症のアルツハイマー病まで一連の認識能力を持つ1153人の高齢者を追跡調査した。その結果は歩くスピードは認識が悪化するにつれて遅くなることを示唆している。この研究で、アルツハイマー病のひとびとはMCIのひとびとより歩くのが遅く、MCIのひとびとは認識が健康なひとびとより遅かった。

*「Mayo Clinic Study of Aging」の1つの研究は15カ月の間隔を置いた2回以上の訪問でコンピューター足取り測定装置を使って、1341人以上の調査参加者のストライドの長さ、リズム、スピードを調査した。ストライドのリズム、スピード、長さが低水準の参加者は全体的な認識、記憶、実行機能の大幅に大きな減退を経験した。

シース氏は「ベビーブーム世代の老化が進んでアルツハイマー病と認知症のリスクが増大しているので、医師は歩き方とメンタル機能の関係を知ることが重要である。患者との時間が限られている多忙な医師にとっては、高価な技術は必要なく、判断するのに多くの時間も必要ないので、患者の歩き方を監視することが理想的である。それが高齢者の転倒リスク、最初期の認識減退の早期発見につながるかもしれない」と語っている。

睡眠パターン

AAIC 2012で報告されたいくつかの研究は睡眠の質、量と認識減退の間に関係があることを示唆している。たとえば次のような研究が報告されている。

*「看護師の健康研究」では最初の認識検査の時に70歳以上だった1万5000人以上の参加者が睡眠時間と定期的な認識調査についての質問を含め、最大6年間追跡調査されている。研究者は極端な睡眠時間(1夜あたり正常より2時間多いか少ない)と睡眠時間の変化が高齢者の認識の減退、初期アルツハイマー病の変化に影響することを発見した。

*大規模マルチセンター研究に応募し、最大5年間追跡調査された75歳以上の1300人の女性についての研究では、睡眠呼吸障害か睡眠時無呼吸症の研究参加者は睡眠呼吸障害のない人たちに比べ5年間にMCI、認知症になる率が2倍以上になることがわかった。夜間に眠れない時間がより長い研究参加者はそうでない人たちより全体的な認識、言語のなめらかさでテストの点が悪いことが多かった。

*「フランス3市研究」は共同体にすむ65歳以上の個人を対象に血管病と認知症の関係を調べる現在進行中の長期、マルチサイト研究である。約4900人の認知症でない研究参加者最大8年間追跡調査されている。科学者たちは参加者の17.9%が報告した日中の行き過ぎた眠気は認識減退のリスク増大と関係があることを発見した。

研究者たちは、認識減退と認知症のリスクを減らす睡眠ベースの戦略の特定につながるかもしれないため、これらの所見の公共保健上の意味は大きいことを示唆している。理論上は睡眠時間を正常化し、睡眠障害を矯正するあための介入は生活の質を改善するだけでなく、認識減退を減らし、あるいは予防する可能性がある。

▽AAICについて

国際アルツハイマー病会議(AAIC)はこの種類では世界最大の会議であり、世界中の研究者が集まって画期的な研究、アルツハイマー病と関連の障害の原因、診断、治療、予防に関する情報について報告し、討議する。アルツハイマー協会の研究計画の一環としてAAICは認知症についての新たな知識の創出、死活的に重要な大学研究共同体の活動促進の触媒の役割を果たしている。

▽アルツハイマー病協会(Alzheimer’s Association)について

アルツハイマー協会はアルツハイマー病ケア、サポート、研究の世界で有力なボランティアの健康組織である。その任務は研究の前進を通じてアルツハイマー病を根絶し、すべての患者にケア、サポートを提供、強化し、脳の健康促進を通じて認知症のリスクを減らすことである。詳しい情報は http://www.alz.org、または電話800-272-3900へ。

ソース:Alzheimer's Association

▽問い合わせ先

Alzheimer's Association(R) media line: 312-335-4078, media@alz.orgAAIC

2012 press room, July 14-19: 778-331-7636

Newly Reported Research Advances From The Alzheimer's Association International Conference(R) 2012

PR50046

VANCOUVER, British Columbia, July 18, 2012 /PRN=KYODO JBN/ --

New studies reported at the Alzheimer's Association International Conference

2012 (AAIC(R)2012), July 14-19, in Vancouver cover the spectrum of Alzheimer's

disease and dementia research, including causes, risk factors, detection and

diagnosis, treatment, and prevention.

The Alzheimer's Association International Conference is the premier annual

forum for presentation and discussion of the latest Alzheimer's and dementia

research. The 2012 conference brings together more than 4,000 leading experts

and researchers from around the world, and features roughly 2,500 scientific

presentations.

"The good news at the Alzheimer's Association International Conference is that

we are making advances toward earlier detection of Alzheimer's, greater

knowledge of dementia risk factors, and better treatments and prevention," said

William Thies, Ph.D., Alzheimer's Association(R) Chief Medical and Scientific

Officer.

"These advances are critical in order to create a future where Alzheimer's

disease is no longer a death sentence but a manageable, treatable, curable, or

preventable disease."

The soaring global costs of Alzheimer's and dementia care, the escalating

number of people living with the disease, and the challenges encountered by

affected families all demand a meaningful, aggressive and ambitious effort to

solve this problem.

"The urgency is clear. By midcentury, in the U.S. alone, care for people with

Alzheimer's will cost more than $1 trillion. This will be an enormous and

unsustainable strain on the healthcare system, families, and federal and state

budgets. The first-ever U.S. National Plan to Address Alzheimer's Disease was

unveiled in May, and must be speedily and effectively implemented. An

additional $100 million commitment is needed now for Alzheimer's research,

education, outreach and community support," Thies said.

This August and September, the Alzheimer's Association will be hosting town

hall meetings in communities throughout the country. These events offer people

the opportunity to share their views how best to implement the National

Alzheimer's Plan. Visit http://www.alz.org/plan for more information.

Alzheimer's Therapies Update

IVIG stabilizes Alzheimer's for Three Years in Extended Phase Two Clinical Trial

The first report of long-term (3-year) stabilization of Alzheimer's disease

symptoms with intravenous immunoglobulin (IVIG/Gammagard, Baxter), was

presented at AAIC 2012. IVIG is being studied as an immunotherapy for

Alzheimer's. Participants in the original Phase 2 study received six months of

treatment followed by a 12-month open-label extension; several doses were

tested. Participants were then offered additional IVIG treatment at a single

standardized dose (0.4mg/kg every two weeks) for an additional 18 months. Study

participants who were treated with the standardized dose for the full 36 months

(n=4) had the best outcome, with no decline on several standard measures of

cognition, memory, daily functioning and mood at the three year endpoint. While

the small number of participants may limit the reliability of the findings, the

results are tantalizing. A Phase 3 trial is in progress and there will soon be

more definitive data on the efficacy of IVIG treatment.

Upcoming Prevention Trials

At an AAIC 2012 Featured Research Session titled "Collaboration for Alzheimer's

Prevention: Common Issues Across Presymptomatic Treatment Trials," updates were

given on three new Alzheimer's disease prevention trials that are beginning

soon or in the planning stages.

Two of the studies - conducted by the Alzheimer's Prevention Initiative and the

Dominantly Inherited Alzheimer's Network - will be conducted in families

affected by younger onset genetic Alzheimer's. The third study, proposed by the

Alzheimer's Disease Cooperative Study, is known as the Anti-Amyloid Treatment

of Asymptomatic Alzheimer's Disease (A4) trial. A4 scientists will study

participants aged 70+ who have normal memory and thinking abilities, with

evidence of Alzheimer's changes in their brains shown on a PET scan using a

special imaging dye.

"Improved imaging technologies and updated diagnostic guidelines are enabling

the detection of early changes in the brain that are consistent with what is

now known as presymptomatic (or preclinical) Alzheimer's," said Thies. "People

in this stage of the disease are an ideal population for prevention trials to

delay the onset or slow the progression of cognitive decline. These studies are

among the most exciting current and upcoming Alzheimer's therapy trials."

New Symptomatic Drug Shows Cognitive Benefits in Phase 2 Trial

A six-month, Phase 2b trial of EVP-6124 (EnVivo Pharmaceuticals), a selective,

partial, alpha-7 nicotinic agonist, in 409 people with mild to moderate

Alzheimer's showed statistically significant benefits on two well-established

measures of memory, language, attention and other cognitive abilities. EVP-6124

is an experimental symptomatic drug with a different mechanism of action than

the current FDA- and EMA-approved Alzheimer's drugs. Alpha-7 nicotinic agonists

amplify the effects of acetylcholine, a brain chemical that is essential for

normal brain and memory function.

Alzheimer's Early Warning Signs and Risk Factors

Late-Life Drinking, Binge Drinking, and Cognitive Decline

Light to moderate alcohol consumption has generally been considered to have

some health benefits. However, two studies reported at AAIC 2012 in Vancouver

suggest that moderate alcohol use in late-life, heavier use earlier in life,

transitioning to drinking in late-life, and "binge" drinking in late-life

increase risk of cognitive decline.

In one study, researchers followed more than 1,300 women aged 65 and older for

20 years. They measured frequency of current and past alcohol use at the

beginning, midpoint and late phases of the study; participants were assessed

for cognitive impairment and dementia. They found that:

-- Women who reported drinking more in the past than at the beginning of the

   study were at 30% increased risk of developing cognitive impairment.

-- Moderate drinkers at baseline or at midpoint had similar risk of cognitive

   impairment to non-drinkers; however, moderate drinkers in the late phase of

   the study were roughly 60% more likely to develop cognitive impairment.

-- Women who changed from nondrinking to drinking over the course of the study

   had a 200% increased risk of cognitive impairment.

Binge drinking is a pattern of alcohol consumption in which someone who is not

otherwise a heavy drinker consumes several drinks on one occasion. In an

analysis of data from more than 5,000 participants aged 65 and older in the

Health and Retirement Study, binge drinking once a month or more was reported

by 8.3% of men and 1.5% of women; binge drinking twice a month or more was

reported by 4.3% of men and 0.5% of women. Those who reported binge drinking at

least twice a month were more than twice as likely to have the greatest decline

in both cognitive function and memory.

According to the researchers, doctors and other healthcare professionals should

carefully assess their older patients for both how much they drink and any

changes in patterns of alcohol use.

Clinical Trials of Exercise

Four studies reported at AAIC 2012 describe the ability of targeted exercise

training to promote improved mental functioning and reduced risk for cognitive

impairment and dementia in cognitively healthy older adults and those with mild

cognitive impairment (MCI), an intermediate stage between the expected

cognitive decline of normal aging and the more pronounced decline of dementia.

MCI involves problems with memory, language, thinking and judgment that are

greater than typical age-related changes.

The reports, from 6- and 12-month randomized controlled clinical trials, depict

the beneficial effects of different types of exercise - resistance training,

aerobic training, and balance-stretching training -  on a variety of cognitive

abilities, brain structure, and risk factors for cognitive decline such as

depression and sleep quality.

These new studies begin to clarify exactly which types of physical activity are

most effective, how much needs to be done, and for how long. In particular,

where previous research showed positive associations between aerobic activity,

particularly walking, and cognitive health, these reports suggest that

resistance training is emerging as particularly valuable for older adults. It

is generally accepted that regular physical activity is essential to healthy

aging; it also may prove to be a strategy to delay or prevent the onset of

cognitive impairment and dementia.

Gait Changes

Gait disturbances -  such as a slowing of walking pace or a more variable stride

-  could indicate a decline in cognitive function, according to new research

studies reported at AAIC 2012. In general, the scientists found that gait

became slower and more variable as cognitive decline progressed.

-- One study in Switzerland followed 1,153 older participants who had a range

   of cognitive abilities from healthy cognition to severe Alzheimer's. Results

   suggested that walking speed slowed as cognition worsened. Those with

   Alzheimer's in the study walked slower than those with MCI, who in turn

   walked slower than those who were cognitively healthy.

-- A study from the Mayo Clinic Study of Aging explored the stride length,

   cadence and velocity of more than 1,341 participants through a computerized

   gait instrument at two or more visits 15 months apart. Participants with

   lower cadence, velocity and amplitude of the stride length experienced

   significantly larger declines in global cognition, memory and executive

   function.

"With an aging baby boomer generation advancing into greater risk for

Alzheimer's and dementia, it is important for physicians to be aware of the

associations between gait and mental function. For busy doctors with limited

time with patients, monitoring deterioration in a patient's gait is ideal

because it doesn't require any expensive technology or take a lot of time to

assess. It may provide early detection of fall risk and the earliest stages of

cognitive impairment in older adults," Thies said.

Sleep Patterns

Several studies reported at AAIC 2012 suggest a relationship between sleep

quality and quantity and risk of cognitive decline. For example:

-- More than 15,000 participants in the Nurses' Health Study who were age 70 or

   older at their first cognitive examination were followed for up to six years

   including questions about sleep duration and regular cognitive assessments.

   The researchers found that extreme sleep durations (2 hours more or less per

   night than normal) and changes in sleep duration over time may contribute to

   cognitive decline and early Alzheimer's changes in older adults.

-- A study of 1,300 women age 75+ enrolled in a large multi-center study and

   followed up to five years found that participants with sleep-disordered

   breathing or sleep apnea had more than twice the odds of developing MCI or

   dementia over the five years compared with those who did not have sleep

   disordered breathing. Participants with greater nighttime wakefulness were

   more likely to score worse on tests of global cognition and verbal fluency

   than those without it.

-- The French Three-City Study is an ongoing, long-term, multisite study of the

   relationship between vascular disease and dementia in community-dwelling

   individuals age 65 or older. Nearly 4,900 nondemented study participants

   were followed for up to eight years. Scientists found that excessive daytime

   sleepiness, which was reported by 17.9% of participants, was associated with

   an increased risk of cognitive decline.

The researchers suggest that the public health implications of these findings

could be substantial, as they may lead to the eventual identification of

sleep-based strategies for reducing risk of cognitive impairment and dementia.

In theory, interventions to normalize sleep duration and correct sleep

disorders may not only improve quality of life, but have potential to reduce or

prevent cognitive decline.

About AAIC

The Alzheimer's Association International Conference (AAIC) is the world's

largest conference of its kind, bringing together researchers from around the

world to report and discuss groundbreaking research and information on the

cause, diagnosis, treatment and prevention of Alzheimer's disease and related

disorders.  As a part of the Alzheimer's Association's research program, AAIC

serves as a catalyst for generating new knowledge about dementia and fostering

a vital, collegial research community.

About the Alzheimer's Association

The Alzheimer's Association is the world's leading voluntary health

organization in Alzheimer care, support and research. Our mission is to

eliminate Alzheimer's disease through the advancement of research, to provide

and enhance care and support for all affected, and to reduce the risk of

dementia through the promotion of brain health. Our vision is a world without

Alzheimer's. For more information, visit http://www.alz.org or call

800-272-3900.

SOURCE Alzheimer's Association

CONTACT: Alzheimer's Association(R) media line: 312-335-4078, media@alz.orgAAIC

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