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2010年3月19日
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国境なき医師団(MSF)日本
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コンゴ民主共和国
政府軍人がMSFの病院に侵入、
患者を連れ去り
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国境なき医師団(MSF)は、コンゴ民主共和国(DRC)南キブ州のオー・プラトー地域にあるカタンガ村で3月11日に、コンゴ政府軍(FARDC)の軍人たちが病院内に立ち入り、負傷者4人を連れ去った事件に強い懸念を表明している。そのうえで、全ての紛争当事者に対して病院や患者、スタッフの安全確保など医療倫理の尊重を強く求めている。
武装したFARDCの軍人たちによる連れ去り事件が起きたカタンガ病院では、MSFの外科チームが戦闘による負傷者に救急医療を提供していた。MSFの抗議と交渉にも関わらず、軍人らは患者に嫌がらせをした後、負傷者4人を連れて1日後に病院を離れた。
今回の事件は、病院が安全で中立地帯であるという人びとの理解に大きな影響を与えるものとみられる。事件の影響で緊張が高まり、MSFはスタッフの安全確保のため、負傷した患者を残したまま外科チームを一時退避させることを余儀なくされた。このチームはオー・プラトー地域で医療を直接人びとに提供していた唯一の医療チームである。MSFは状況が許すようになればすぐにでもカタンガ病院への外科チームの再派遣を検討する。
南キブ州におけるMSFの活動責任者、フィリップ・ハヴェは語る。「この事件は、すべての傷病者は医療を受けられる権利を持つという人道上の原則に反しています。私たちは全ての軍事力をもつ当事者に対し医療施設の持つ倫理と負傷者、医療スタッフの身の安全を尊重するように要求します。戦闘員といえども武器を持たず、負傷した人であれば他のどんな患者とも同じくこの保護を受けられるものなのです。負傷者はカタンガにある病院に来て治療を受けるのも恐れています。武装勢力の襲撃を受けることを恐れているのです。私はこの重大な事件を契機に、人びとが医療援助を受けるのは安全でないと思うのではないかと危惧しています」
3月第2週からMSFの外科チームは、オー・プラトー地域でFARDCと「ルワンダ解放民主軍(FDLR)」など、複数の勢力間で続く戦闘に巻き込まれた数千人の人びとに緊急手術を含めた外科治療を提供しようと奮闘してきた。
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MSFは南キブ州オー・プラトー地域キウア村で避難民に医療を提供している。MSFは同州カロンゲとキトゥトゥにある診療所の支援と移動診療の運営を通じて、避難民と現地の受け入れ先に対する一次医療と緊急援助を提供している。MSFは診療所、バラカ病院およびフィジにあるコレラ治療センターの支援も行っている。情勢不安と暴力行為は同国北キブ州でも続いているなか、MSFはルチュル、ニャンザレ、マシシ、ムウェソ、キチャンガで医療プログラムを提供している。現在、南北キブ州では76人の外国人スタッフが1144人の現地スタッフと共に活動している。
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[関連リンクURL]
http://www.msf.or.jp/info/pressroom/index.html
http://www.msf.or.jp
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