2009月3月27日

日本社会事業大学


特別支援学校教諭1種免許状(聴覚障害者)の取得にあたり、
日本初、日本手話の履修を全国で初めて義務化。
聴覚障害者の教育を受ける権利の保護に貢献します。

日本社会事業大学(東京都清瀬市、学長:大橋 謙策)は、2009年度より、特別支援学校教員養成課程(聴覚障害者)を設置。特別支援学校教諭1種免許状(聴覚障害者)の取得にあたり、日本手話の履修を全国で初めて義務化します。

特別支援学校とは、旧・盲学校、旧・ろう学校、旧・養護学校が2007年4月に統合された学校です。視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病弱の障害による学習上または生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識・技能を授けることを目的としています。5分野のうちのひとつを専攻分野とします。
本学では、特別支援学校教諭1種免許状(聴覚障害者)を取得する形になります。

これに伴い、本学では、同課程に進む学生に、日本手話の履修を全国で初めて義務化します。「日本手話」は、日本語とは文法などが異なるろう者独自の言語で、日本手話を母語とする聴覚障害者は少なくありません。

しかし、これまでろう学校教育は、相手の唇の動きを読み取る「聴覚口話法」を教えるのが主流で、聴覚障害児が日本手話で学びたいと思っても環境がありませんでした。

国の特別支援教育の教職課程では、手話そのものが必修ではなく、本学の取り組みは、聴覚障害者の教育を受ける権利を守る取り組みとして注目されています。

本学では、「日本手話」計90時間の履修を教職課程に進む条件にし、課程に進んだ後も、日本手話だけで授業を行う課目も設定、教育実習は日本手話で授業をする初めての私立学校「明晴学園」(東京都品川区)で行うことを検討しています。

手話研究の第一人者で同課程主任、本学社会福祉学部教授の斉藤くるみ教授は、「この教職課程を経た教員たちを社会に送り出し、日本手話を母校とする聴覚障害者の教育を受ける権利を守りたいです。子ども関係の福祉施設・機関でも教職をもつ社会福祉士の活躍が期待されています」と話しています。


【日本社会事業大学・概要】
法 人:学校法人 日本社会事業大学
理事長:長尾 立子
学 長:大橋 謙策
創 立:1946年11月9日
組 織:学部、大学院、通信教育科
福祉リーダーを輩出が目的。厚生労働省の委託による運営
学生数:1027名/2008年5月現在
所在地:東京都清瀬市竹丘3-1-30


[関連リンクURL]
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日本手話の授業風景
日本手話の授業風景
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