2008年10月20日

大島椿株式会社

ツバキ油スプレーがアトピー性皮膚炎患者のかゆみを軽減
第60回日本皮膚科学会西部支部学術大会10/18(土)にて発表

 大島椿株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:岡田一郎)が発売するツバキ油スプレー(アトピコスキンヘルスケアオイル(*1))は、九州大学大学院医学研究院皮膚科学分野 古江増隆教授らによる検討の結果、アトピー性皮膚炎患者のかゆみに対する即時的な軽減効果と保湿効果があり、日常のスキンケアにおいて安全に使用出来る製剤であることが確認された。この結果は10月18日・19日に開催された第60回日本皮膚科学会西部支部学術大会にて発表された。

 アトピー性皮膚炎患者にとってかゆみは生活の質を損ねるきわめて重大な臨床症状であり、かゆみのための掻破行動(掻くこと)は皮膚炎の憎悪に深く関与している。かゆみの原因は皮膚の炎症やドライスキンによるところが大きく、そのため皮膚炎のコントロールやスキンケアが極めて重要である。日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」においても、スキンケアが治療の基本として掲示されている。
 今回、ツバキ油スプレーの、アトピー性皮膚炎患者のかゆみに対する即時的な軽減効果、及びその保湿効果を副次的に検討するため、アトピー性皮膚炎患者39例を対象にツバキ油スプレーと対照製剤の精製水スプレーを各々2週間使用させた。試験方法は二重盲検(*2)・クロスオーバー比較試験(*3)を用いた。その結果、ツバキ油スプレーを使用した場合と精製水スプレーを使用した場合とを比較して、ツバキ油スプレーはかゆみを軽減すると同時に保湿する効果が認められた。外用薬(ステロイド等)使用量の減量にも寄与した。
 重症度の推移、副作用、使用アンケート(止痒効果・保湿効果・使用感)を総合評価した結果、やや有用以上がツバキ油スプレー使用群で71.8%、精製水スプレー使用群で41.0%と両群に大きな差があった。以上の結果からツバキ油スプレーはアトピー性皮膚炎患者が日常安全に使用できるスキンケア剤であることが確認された。


【備考】
*この臨床試験をまとめた論文は西日本皮膚科2008年4月号に掲載された。
*この臨床試験結果を裏付けとして、厚生労働省科学研究班ホームページ「アトピー性皮膚炎かゆみをやっつけよう!かゆくなってしまったら:掻くかわりに」にツバキ油スプレーが紹介された。 http://www.dermjapan.org/kayumi/cure/cure04.html

【用語説明】
(*1)アトピコスキンヘルスケアオイル
皮膚の保湿・保護能を有する油性成分精製ツバキ油100%のスプレータイプのスキンケアオイル
(*2)二重盲検
担当医にも被験者にも、割り当てられた製剤が被験製剤(ツバキ油スプレー)であるのか、プラセボ(精製水スプレー)であるのか、わからないようにして試験を進める方法。
(*3)クロスオーバー法
クロスオーバー試験における試験デザインの1つで、交差試験または交互試験とも呼ばれる。2群の各被験者に被験製剤(ツバキ油スプレー)とプラセボ(精製水スプレー)を、時期を互いにずらして使用し、それぞれの結果を集計し評価する方法。