平成19年8月2日

東京工業品取引所

東京工業品取引所 平成19年7月の概況について

この度、東京工業品取引所では「平成19年7月の概況について」を取りまとめましたので、ご覧ください。
■金先物ミニ取引効果で、3ヵ月連続で前月出来高を上回る
7月の取引概況は、金、ガソリン及びゴムで活発な取引が行われ、また金先物ミニ取引も順調な滑り出しとなり、全商品合計出来高は前月比22,322枚(0.5%)増の4,081,320枚となり、3ヵ月連続で前月実績を上回りました。
金は、インフレ懸念等の高値圏推移から、サブプライムローンの焦げ付き問題に端を発した米国株式市場の急落に連動して、NY金が一転して急落したことや、為替相場も円高基調に振れて急落局面となったことから、一般投資玉や商社等のヘッジ玉が交錯して取引が膨らみ、月間出来高は前月比109,666枚(8.5%)増の1,395,749枚となりました。
ガソリンは、国内製油所のトラブル解消とともに需給逼迫感が後退し、大幅な調整局面となったことから注目を集めて、出来高は前月比137,342枚(20.3%)増の813,939枚となりました。
ゴムは、海外産地の天候不順に伴う生産停滞懸念から、内外ともに様変わりの上伸局面となったことを背景に、取引が増加し、出来高は前月比13,291枚(1.9%)増の708,690枚となりました。

■金先物ミニ取引、7月17日取引開始
7月17日、金先物ミニ取引の取引がスタートしました。初日の出来高は22,258枚と、順調な滑り出しとなりました。
既存の金現物先物取引(「金標準取引」という)は取引単位が1キログラム(7月17日時点で260万円相当)ですが、今般、リスク許容度の低い市場参加者に配慮し、取引単位を小口化した現金決済先物取引(「金先物ミニ取引」)を導入しました。当該取引の取引単位は標準取引の10分の1である100グラム(同時点で26万円相当)であり、これにより弊所の金先物取引は標準取引・ミニ取引の2本立てとなりました。
また、金先物ミニ取引では、新たに「ロスカット制度」を設け、委託者の選択によって同制度を適用できるようになりました。
さらに、金標準取引ついては、平成19年7月2日の取引から、産業インフラとしての機能(鉱山会社やユーザーなどの価格変動のリスクヘッジ機能等)を一層発揮させるため、商品設計を変更しております。具体的には、制限値段の拡大や建玉制限の大幅な緩和を行いました。

■「次期システムの導入」「株式会社化」の検討開始を決定
7月10日臨時総会を開き、「次期システムの導入に関する検討計画」と「株式会社化の検討」について審議し、提出された議案を全会一致で決定しました。
南學政明理事長は臨時総会後、弊所ホームページ上にコメントを発表しました。また、南學理事長は7月18日の定例記者会見で「システムに関しましても、株式会社化に関しましても、弊所の命運を左右する重要な問題であり、国際競争力強化の観点から、臨時総会でご承認をいただいたスケジュールに沿って、会員の理解と協力を得つつ、その実施を図っていく必要があります。このため、役職員一同、不退転の決意で取り組んでまいります。」と話しました。上記スケジュールの詳細については広報部までお問い合わせください。

■石油、白金及びアルミニウムで高値更新相次ぐ
国際原油価格の上昇を受け原油最終決済価格が6月限、7月限と2ヵ月連続で上場来高値をつけたほか、ガソリンは夏場の需要期を控える中、製油所トラブル等の影響から期近が急騰し、受渡値段は過去最高を記録。白金(期近、期先)とアルミニウム(期先)も上場来高値を更新しました。

■9月、「TOCOM投資家セミナー」開催
商品先物取引に対する投資家の育成・支援の一環として、一般投資家の方を対象としたセミナーを9月開催いたします。コモディティ・マーケットの専門家やエコノミスト、大学教授といった方々に現状の市場動向などについてご講演いただきます(参加無料)。
8月3日以降、TOCOMホームページ(http://www.tocom.or.jp/jp)上でのご案内もあわせてご覧ください。